- 2009-10-07 (Wed)17:49
- 近藤雅世
- 金
朝一番でNY金が史上最高値を付けたというので、金価格は上がると思っていたら、急激な円高で東京金価格は下落してしまった。3000円に壁があるようだ。
昨日はインディペンデント紙の湾岸諸国によるドル決済を金を含めた通貨バスケット決済にすることを検討しているという報道で、史上最高値を付け、それに豪州中央銀行による0.25%の利上げにより一層ドル安に拍車がかかり、金価格を押し上げた。
豪州中央銀行総裁の談話では、豪州の銀行は米国の金融不安にもそれほど痛んではいないし、中国やインドを相手とする資源輸出により、豪州ではさしたる不況にはなっていないという。それよりも韓国、フィリッピン、インドネシアでは景気対策により経済が過熱してインフレになる恐れがあるという。世界各国で経済の温度差が違うことを感じさせる。
先進国では初めて出口戦略を取った豪州に続いて、金利を上げられる国があるかどうか微妙なところであるが、いずれにせよ米国や日本はとても利上げする余裕は無いだろう。
資源国や産油国は、毎日ドル価値が減価していることに苛立ちを隠せないだろう。何とかドル安を食い止める策を打って欲しいと、米国債の債権国でもある中国や日本も切なる思いでいると思われる。
協調介入があるとは思えないが、このままドル安が放置されるのは、米国に対する投資が減少する恐れがあり、米国債の売れ行きが落ちる不安があるため、米国も何とか対策を採る可能性がある。ドル安も、放置されたままとはならないだろう。
金も24万枚以上のネット買い残があるので、手仕舞い売りも多いに考えられるだろう。従って、どうも金価格はピークであるような気がする。
昨日はインディペンデント紙の湾岸諸国によるドル決済を金を含めた通貨バスケット決済にすることを検討しているという報道で、史上最高値を付け、それに豪州中央銀行による0.25%の利上げにより一層ドル安に拍車がかかり、金価格を押し上げた。
豪州中央銀行総裁の談話では、豪州の銀行は米国の金融不安にもそれほど痛んではいないし、中国やインドを相手とする資源輸出により、豪州ではさしたる不況にはなっていないという。それよりも韓国、フィリッピン、インドネシアでは景気対策により経済が過熱してインフレになる恐れがあるという。世界各国で経済の温度差が違うことを感じさせる。
先進国では初めて出口戦略を取った豪州に続いて、金利を上げられる国があるかどうか微妙なところであるが、いずれにせよ米国や日本はとても利上げする余裕は無いだろう。
資源国や産油国は、毎日ドル価値が減価していることに苛立ちを隠せないだろう。何とかドル安を食い止める策を打って欲しいと、米国債の債権国でもある中国や日本も切なる思いでいると思われる。
協調介入があるとは思えないが、このままドル安が放置されるのは、米国に対する投資が減少する恐れがあり、米国債の売れ行きが落ちる不安があるため、米国も何とか対策を採る可能性がある。ドル安も、放置されたままとはならないだろう。
金も24万枚以上のネット買い残があるので、手仕舞い売りも多いに考えられるだろう。従って、どうも金価格はピークであるような気がする。
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