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季節要因のある商品価格の検証

商品価格にどれほどの季節性があるのか。1984年1月から2019年2月までの422ヵ月で、前月比上昇した月と下落した月を、NY原油とシカゴトウモロコシについて調べてみた。
結果は、以下のグラフとなる。
原油は7月に上昇したのが最も多くなっている。次いで3月2月と春先、および4月と8月の順になる。
一方原油価格が下落したのは、10月と11月である。
敢えてその背景を考えると、夏場はガソリン需要が多くなり、原油の需要が多くなる時期であり、4月と10月には石油精製設備の定期修理があるため、10月に原油需要が減少して下落したと言えるかもしれない。


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また、シカゴトウモロコシ価格が上昇したのは、7月が多く、おそらく天候異常が起きた時であろう。次いで3月と2月という未だ何もわからない春先に買われていることがわかる。
下落したのは、6月が最も多くて、次いで7月、その次に4月と9月がある。このデータで見ると、ハーベストプレッシャーで下がるというよりも、6月にその年の夏が高温乾燥にはなりそうもないといち早く判断して売られる方が多いということがわかった。7月は上昇も下落も多い月となっているので価格の分水嶺として異常気象なら上昇し、何もなければ下落する月であろう。

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