商品相場専門のアナリストが、独自の視点で最新の相場動向を分析! 先物投資で利益を上げるためのコツとファンダメンタルが学べます。株式、為替以外をポートフォリオに!と考えている投資家にもおすすめです。

Home > その他 > 株価急落

株価急落

  • 2014-01-28 (Tue)10:08
  • 近藤雅世
  • その他
先週末24日は、米国株価が▲318ドル値下がりして1万5879ドルになり、27日の日経平均株価が一時約2か月ぶりに1万5千円を下回り、日中の終値は▲385.83円安の15,005.73円だった。
東京商品市場では、プラチナ・パラジウムが急落し、ゴムや原油、ガソリン、灯油、穀物全般が下落している。唯一上昇したのはコメ価格のみである。東京金もNY金が上昇したにもかかわらず、円高を見て下落している。ドル円は27日の朝方101.77円まで円高に振れた後102円半ばで推移している。中国の理財商品のデフォルト懸念や米連邦公開市場委員会(FOMC)による再度の金融緩和縮小が行われるという予想が市場を萎縮させ、新興国通貨は軒並み安となり、その分円が買われている。円高は株安につながり、商品安にもしている。
これは一種の調整安であろうと思う。ドル高円安の調整であり、株価も昨年末からの上昇の調整であろう。ドル高新興国市場通貨安は、中国経済への不安と合わせて世界の景気回復を遅らせるものとの見方になっている。こうした環境の中でFOMCは今日明日の会合で、敢えて金融緩和の縮小を継続するのか見通せなくなっている。
金価格はインドの金輸入規制緩和の期待がNY金を買わせたが、インドルピーも急激に安くなっており、規制緩和は先送りされそうである。そうなれば明日の金価格は下落する可能性が強い。
プラチナ価格は、需給面から言えば強くて当たり前であるが、上記背景から急落している。高過ぎるぜというニュアンスはプラチナには通用しないと思っているのは筆者くらいかもしれない。
私はあくまでプラチナ価格は強いと思っている。2012年が▲10.6トン、2013年が▲18.8トンの供給不足であったが、今年は更にこのギャップは広がると思っているからだ。ストライキそのものが問題なのではなく、ストライキによって生産ができないことが問題であり、たとえそれが2日であろうが、3日であろうが、ただでさえ足りない生産がますます足りなくなり、一方で需要はどんどん増えており、中国は2013年前年度比21%増の96.4トンのプラチナを輸入している。その中国は世界一のプラチナ需要国である。
今日下がったものが明日上がり、今日上がった価格は明日下がるということではなかろうか。

Home > その他 > 株価急落

キーワードで検索
リンク
Feeds
1. 免責事項
  • 掲載される情報は株式会社コモディティーインテリジェンス(以下「COMMi」という)が信頼できると判断した情報源をもとにCOMMiが作成・表示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、COMMiは保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
  • 本資料に記載された内容は、資料作成時点において作成されたものであり、予告なく変更する場合があります。
  • 本文およびデータ等の著作権を含む知的所有権はCOMMiに帰属し、事前にCOMMiへの書面による承諾を得ることなく本資料およびその複製物に修正・加工することは堅く禁じられています。また、本資料およびその複製物を送信、複製および配布・譲渡することは堅く禁じられています。
  • COMMiが提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
  • 本資料に掲載される株式、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。
  • 本資料は、投資された資金がその価値を維持または増大を保証するものではなく、本資料に基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの障害が発生した場合でも、COMMiは、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
  • COMMiおよび関連会社とその取締役、役員、従業員は、本資料に掲載されている金融商品について保有している場合があります。
  • 投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。
  • 以上の点をご了承の上、ご利用ください。
2. 商品先物取引の重要事項
商品先物取引の重要事項はこちら >>
3. ディスクローズについて
当社のディスクローズ資料は当社本支店および日本商品先物取引協会(本部・支部またはホームページ)で閲覧できます。
日本商品先物取引協会ホームページ >> [情報開示]
サンワード貿易ホームページ ディスクローズ情報>>
サンワード貿易お客様相談室
<北海道>電話:0120-57-5311  /  <関東>電話:0120-76-5311  /  <関西>電話:0120-57-5311

Page Top