- 2009-11-02 (Mon)19:37
- 大場良博
- 粗糖
9月1日に28年ぶりの高値を記録したNY砂糖だが、
その後は20〜24セントでのレンジ相場が続いている。
今後、年末に向けて相場は24セントを抜いて高値を目指すのだろうか。
現在、粗糖相場を支えているのは、
その後は20〜24セントでのレンジ相場が続いている。
今後、年末に向けて相場は24セントを抜いて高値を目指すのだろうか。
現在、粗糖相場を支えているのは、
世界最大の砂糖消費国であるインドのサトウキビ圧砕作業の遅れである。
10月初めの大雨の影響を受け、例年より遅れて始まる可能性が高まっているという。
インド製糖最大手バジャジ・ヒンドゥスタンによると、
同国最大のサトウキビ生産地のウッタルプラデシュ州では、
サトウキビの圧砕が11月中旬まで開始されないだろうと見られている。
インドは今年、モンスーン期の降雨量が37年ぶりの低水準となったことから
作柄の悪化が懸念されているが、更に収穫作業が遅延することにより
09-10年度(09年10月〜10年9月)の砂糖生産高は約1,400万トンと、
08-09年度(約1,500万トン)、07-08年度(2,630万トン)を下回ると予想されている。
これに伴い、砂糖輸入量は700万〜900万トンに達する見込みである。
ただ、強気なファンダメンタルが中心となっている一方で、
市場では新たな弱気材料が出始めている。
これまではインドの不作に伴う輸入拡大懸念が相場を牽引してきたわけだが、
今後はこれが改善される見通しとなっている。
インド政府当局者によると、同国内の砂糖不足は
10-11年度に解消する見通しで、その後は順調にいけば、
世界第2の生産国として復帰すると予想されている。
なお、インドの内相は10月29日、サトウキビの生産意欲を高めるため、
国内農家からのサトウキビ買い取り価格を20%引き上げると発表している。
また、世界最大のサトウキビ生産国であるブラジルでも同様に増産が予想されており、
同国最大の砂糖・エタノール生産会社コサンによると、
10-11年度のサトウキビの圧砕量は今年度の5,400万トンから、5,800万トンに
増加すると予想されている。
まだまだ生産国の天候次第であり、不確実な要素が多いことから、
年内いっぱいは安易にショート出来ないが、
強気材料オンリーだった相場の流れが少しずつ変わり始めているようだ。
10月初めの大雨の影響を受け、例年より遅れて始まる可能性が高まっているという。
インド製糖最大手バジャジ・ヒンドゥスタンによると、
同国最大のサトウキビ生産地のウッタルプラデシュ州では、
サトウキビの圧砕が11月中旬まで開始されないだろうと見られている。
インドは今年、モンスーン期の降雨量が37年ぶりの低水準となったことから
作柄の悪化が懸念されているが、更に収穫作業が遅延することにより
09-10年度(09年10月〜10年9月)の砂糖生産高は約1,400万トンと、
08-09年度(約1,500万トン)、07-08年度(2,630万トン)を下回ると予想されている。
これに伴い、砂糖輸入量は700万〜900万トンに達する見込みである。
ただ、強気なファンダメンタルが中心となっている一方で、
市場では新たな弱気材料が出始めている。
これまではインドの不作に伴う輸入拡大懸念が相場を牽引してきたわけだが、
今後はこれが改善される見通しとなっている。
インド政府当局者によると、同国内の砂糖不足は
10-11年度に解消する見通しで、その後は順調にいけば、
世界第2の生産国として復帰すると予想されている。
なお、インドの内相は10月29日、サトウキビの生産意欲を高めるため、
国内農家からのサトウキビ買い取り価格を20%引き上げると発表している。
また、世界最大のサトウキビ生産国であるブラジルでも同様に増産が予想されており、
同国最大の砂糖・エタノール生産会社コサンによると、
10-11年度のサトウキビの圧砕量は今年度の5,400万トンから、5,800万トンに
増加すると予想されている。
まだまだ生産国の天候次第であり、不確実な要素が多いことから、
年内いっぱいは安易にショート出来ないが、
強気材料オンリーだった相場の流れが少しずつ変わり始めているようだ。
<< 粗糖は今後、上値の重い展開に |
| 粗糖は依然として強材料揃い >>