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  • 2011-03-24 (Thu)20:27
  • 近藤雅世
  • 原油
福島の話は一喜一憂である。水道水に放射能が検出され韓国からはペットボトル入り飲料水の差し入れがある。世界中が日本は放射能で汚染されたと思い始めている。香港では日本産野菜の輸入が禁止となった。日本ではたいしたことはないと思われていることでも、海外では針小棒大に語られているようだ。中国と韓国が日本製部品が来なくて参っている。問題は彼らが代替ソースを探し始めたことだ。品質を誇ってきた日本製品が放射能と供給不安という欠陥商品に陥り始めている。

19日付けのUチューブで大前研一のセミナーを見た。大前研一は日立の原子力開発に携わっていた。しかし、彼の情報も既に数日経っていると事実と相違することが出てきている。情報は多い方が良い。ただ、情報は瞬時に陳腐化する。従って情報は取捨選択する必要がある。時間と共に腐る情報は、事実と違ってくることがあるので注意する必要もある。深刻な事態はいくらでも言えるが、今は日本人の団結力と叡智を信じたい。米国からもフランスからも多くの原子炉の技術者がかけつけている。なんとかなるだろう。

福島が解決するとすれば、景気は一気に浮上するだろう。日本製品に対する排除も、日本製品の優秀さに驚くことに変わるかもしれない。そうした事態になれば、株価は上昇するだろう。商品価格は残念ながら下がるかもしれない。原油についても105ドルを超えてくると頭が重くなるだろう。日本は原油を買うよりは在庫を取り崩す道を選んだ。従って復興事業となっても思っているほど原油の需要は日本からは産まれない。

リビアも多国籍軍が空爆をしたまでは新たな進展だったが、どうも態度が腰砕けである。オバマ大統領は指揮権をNATOに譲り、ドイツは参戦していない。フランスとイタリアでは戦えない。また戦うだけの価値も見出せない。ロシアではプーチンが安全保障理事会の決議を酷評し参戦に反対すると、メドベージェフ大統領はプーチンを初めて公然と批判した。仲が割れたと思われている。中国は自国のことを思って参戦に反対だ。だからリビアはおおごとにはならないだろう。

どうも問題は小粒化しそうである。従って原油価格はそれほど上がらないような気がする。
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