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原油は83ドル前後に抵抗線が見えるが・・・

  • 2010-03-17 (Wed)20:49
  • 大場良博
  • 原油
NY原油価格は、1月11日に83.95ドル、3月12日に83.16ドルを付けて反落している。この当たりに上値抵抗線があるようである。逆に言えば、このラインを上に抜ければ更に上昇するだろう。当面はこのラインに押し戻される展開となりそうである。

主要産油国であるサウジアラビアの石油鉱物資源相 Al al Naimi氏は、ウィーンで水曜日から開催されるOPEC会議に向けて「経済はうまくいっており、徐々に改善している。現状を変える必要は全くないと思う」と述べている。Naimi氏は、70ドルから80ドルの価格は消費者にとっても生産者にとっても公平な価格であり、現状の80ドル近辺は満足できる価格であると述べている。

なお、OPECの報告書によると、
2010年の2月の生産量は日量2,936万バレルだった。2008年12月に決められたOPEC各国の生産枠よりも451万バレル多い生産である。OPECの生産量は2009年3月以降、毎月増加しているが、2010年2月は全OPEC諸国が生産枠以上の生産を行ったようだ。

IEA(国際エネルギー機関)とOPEC(石油輸出国機構)、EIA(米エネルギー情報局)による2010年の需給予測では、IEAとEIAがほぼ同じ需要量を予測し、OPECは少なめである。非OPECの生産はIEAが一番多く、次いでOPEC、EIAの順だ。天然ガス由来のOPECの原油生産はEIAが一番多くIEA、OPECの順。それらを合計した非OPECの原油供給はIEAが5,730万バレル、OPECとEIAは5,630万バレルで同じである。OPECに必要とされる供給量は、EIAが一番多く、2,946万バレル、これは現状より10万バレル増産せねばならない。一方、IEAのケースだと、現状より10万バレル減産、OPECの予測どおりだと50万バレル今から減産する必要がある。

原油価格を需給で眺めると、どこにも上昇要因はない。世界の需要は低迷したままであるし、中国やインドの需要がOECD諸国の需要減で相殺されている。一方で生産は増加傾向にあり、需給はタイトになることはないだろう。しかし、原油価格は強いと思われる。それは、需要が今後景気の回復により今より増加する傾向にあることをはやしたものである。景気が少しでも良くなる徴候を見せれば原油価格は上がるだろう。

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