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三つのカテゴリー

  • 2011-03-10 (Thu)15:27
  • 近藤雅世
日本市場のチャートを見るとほとんどの商品価格が調整局面に入っているように見受けられる。東京金は3810円台で3日横並びであり、東京原油は3月8日の57700円を天井に横ばい、東京ゴムは2月18日の535.7円を頂点に大幅下落して3月9日401円に、東京トウモロコシは、3月7日の27700円から横ばいとなり、東京大豆も3月7日の50900円から横ばいとなっている。東京粗糖も東京アラビカコーヒーも良く似た傾向となっている。

高騰してきた商品価格も一旦の天井を見せ、手仕舞い売りで下落したり、横ばいとなっている。今後の見方は三通りに分かれる。一つは、中東北アフリカ情勢がどうなるかによって変わるもの。代表的な商品が石油であり、金である。これらの商品価格は中東情勢次第の展開になるだろう。

次いで需給はタイトであるが、一旦調整安に入っているもの。それがトウモロコシや大豆などの穀物であり、ゴムである。アラビカコーヒーと砂糖は難しいところだ。商品の供給が非常に少ないかと言えばそうでもなく、ただ、局地的に不足しているのがこの二つの商品で、砂糖は日本に限って言えば足りない状況であるようだ。コーヒーはコロンビアなどに関して言えば足りないようだが、砂糖もコーヒーも全体に足りないかどうかははっきりしない。

穀物に関して言えば、トウモロコシは、原油価格が上昇し、エタノール価格が戻ってきたので、米国のエタノール需要が拡大するだろう。その分だけ多く生産しなければならないが、果たしてそれだけの作付面積を確保できるかどうか問題だ。また大豆は米国産大豆の6割を購入する中国の旺盛な食欲がどこまで続くかがカギとなる。

天然ゴムは明らかに不足していると思う。2月の米国の自動車販売が前年同月比27%増と急回復し、インドの自動車販売は18%増である。中国は前年比4.5%増と小さかったが、それでも新たな需要が積み上がると同時に、先進国の需要が回復している。それらの車は4〜5本のタイヤが付く。天然ゴム価格は再び反発するのではないかと思われる。

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