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二つのイベントは織り込み済み、反動か来るか?

  • 2010-11-01 (Mon)14:13
  • 近藤雅世
今週は日本では水曜日が休日であるが、米国では二つのイベントの結果が待たれる。
と言っても、中間選挙では共和党の圧勝、FOMCではQE2が決められることは既定の事実であり、これを疑う人はいないだろう。そしてその通りになったら、これまでの逆の動きとなる。つまり、米国のダウ平均株価はこの2カ月で11%上昇し、上海B株は13%、ロシアや香港株も12%上昇、インドが11%、韓国ブラジルが8%上昇している。また、ユーロドルは10%上昇し、商品では、コーンの37%を筆頭に大豆22%、コーヒー15%、原油13%、プラチナ12%、小麦が10%、金は9%値上がっている。要するにこれらの動きは上記の発表がある日本の休日明けには、逆の動きになるのではないだろうか。いわゆる修正安あるいは、反動安である。(つづく)
ただ、上院における共和党の圧勝は、ブッシュ減税が更に1〜2年延長されるだろうと期待される。また、オバマ大統領は2012年の大統領選挙に向けて任期3年目に入るが、過去70年間大統領の任期3年目は例外なく株価は上昇している。したがって、来年の株価は上昇するだろうという意味合いからドル高になる可能性がある。ドル高ならば金安であろう。先週金曜日発表されたCFTCのファンドの建て玉報告では、金は前週比16447枚買いが減少したが、未だ259469枚の残高(オプションも含む)がある。調整安は未だあるかもしれない。

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