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トウモロコシは感謝祭後に反転する傾向あり

毎年米国の感謝祭(第4木曜日)後の東京トウモロコシ相場の動きを見てみると、
毎年12〜1月にかけて底を打って、その後上昇する傾向がある。

過去11年間を振り返って見てみると、冬場(12〜3月)に上昇した年が8回あった。
・ 1998-99年度 ( 米国の在庫率 19.2% )
・ 1999-00年度 ( 米国の在庫率 18.1% )
・ 2000-01年度 ( 米国の在庫率 19.5% )
・ 2001-02年度 ( 米国の在庫率 16.3% )
・ 2004-05年度 ( 米国の在庫率 19.8% )
・ 2005-06年度 ( 米国の在庫率 17.5% )
・ 2007-08年度 ( 米国の在庫率 12.8% )
・ 2008-09年度 ( 米国の在庫率 13.9% )
世界の輸出市場の6割を占めている米国トウモロコシの
適正とされる在庫水準は10〜18%とされているが、過去11年間の値動きを見ると、
米国の在庫が多くても少なくても同様の動きになる傾向があるようだ。

なお、米国農務省が11日に発表した需給報告によると
2009-10年度(2009年9月1日〜2010年8月31日)の
米国トウモロコシの在庫率は12.5%と予想されている。
適正水準の範囲だが、今年は米国の収穫が例年以上に遅れている影響で、
まだ買いを手当てしていない飼料会社もたくさんあると思われるため、
今後、実需筋が一斉に買いを進めてくる可能性も考えられる。

米国の需給が緩和しているからといって、
安易に売りポジションを持ったままでいると思わぬ結果になるかも知れない。
今後1ヶ月間は特に注意が必要と思われる。

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