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市場内部要因分析2

ファンドの建玉の分析は、一つの商品に対するファンドの買い残がどうなり、売り残がどうなっているかを見ることと共に、商品や金融商品全体に世界中の資金が流入しているか、流出しているかを見るのも一つの見方である。資金が流入していれば、流動性は高まり、価格は大きく動きやすくなる。言ってみれば景気が良くなるイメージである。一方資金が引き上げ始めると、市場が寂れることになる。東京商品取引所も以前ほどの活気がなくなり、身売りされることになっているが、これも資金が流入しなくなったことが主因である。景気が良いというのは、客の入りが良いことにつながる。
商品全体に資金が入っている時は、価格が上がる時も下がる時も勢いがつくことが多い。流れが強いと少々の反対勢力は吹き飛ばされて、大相場ができやすい。そうした資金が入っているかどうかを見るのは、商品市場の出来高をみることも一つであるが、ファンドの建玉も一つの目安となる。
商品や為替、債券や株式等に対するファンドの建玉は、通常は週ごとに買いが出たり、売りが出たりするが、時には何週も連続して買われたり、売られたりする。そうなると価格にトレンドが出ることになる。また、何週も買われていると、そろそろ手仕舞いするのでないかとの目安にもなる。勢い良く行き過ぎたものは元に戻る時も勢いがある。
昔は、穀物に対するファンドの建玉は少なく、またファンドの建玉と価格の関係は金や原油ほど高くはなかった。なぜなら、穀物にはローカルズと呼ばれる穀物専門の投機家がシカゴ市場で大きな資金を動かしていたため、ファンドが買っても価格にはそれほど影響はなかった。しかし、最近ではトウモロコシや大豆に対するファンドの建玉のネット買い残の相関関係は依然よりは高くなっている。
ファンドの建玉を記帳するのは毎週土曜日の日課となっているが、かなり面倒な作業であり、根気のいる作業であるが、それだけ相場を読むのための一つの方法となっている。

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