- 2009-09-28 (Mon)19:23
- 大場良博
- とうもろこし
シルバーウィークを利用して上海に旅行に行ってきました。
サントリーの黒烏龍茶のCMのせいか、
食肉の需要が伸びているというイメージが強い中国ですが、
実際の食事は野菜が多く、肉は小龍包か炒め物の中に少し入っている程度でした。
しかし、2033年には人口が15億人に達すると予想されていますから、
例え少量ずつでも、億単位の拡大はかなり市場に影響を与えそうです。
ちなみに、2009-10年度の中国のトウモロコシ需要は、
米国農務省によると、過去最高の1億5,800万トンと予想されています。
これは世界全体の需要の約5分の1の量です。
ただ、今年の世界全体の生産高は7億9,406万トンと過去最高が見込まれており、
期初在庫も豊富なだけに、供給に不足はありません。
さて、トウモロコシ価格の指標であるシカゴ・トウモロコシ相場は
9月8日の302セントを底値に、下げ過ぎによる反動からやや上昇しています。
しかし、
サントリーの黒烏龍茶のCMのせいか、
食肉の需要が伸びているというイメージが強い中国ですが、
実際の食事は野菜が多く、肉は小龍包か炒め物の中に少し入っている程度でした。
しかし、2033年には人口が15億人に達すると予想されていますから、
例え少量ずつでも、億単位の拡大はかなり市場に影響を与えそうです。
ちなみに、2009-10年度の中国のトウモロコシ需要は、
米国農務省によると、過去最高の1億5,800万トンと予想されています。
これは世界全体の需要の約5分の1の量です。
ただ、今年の世界全体の生産高は7億9,406万トンと過去最高が見込まれており、
期初在庫も豊富なだけに、供給に不足はありません。
さて、トウモロコシ価格の指標であるシカゴ・トウモロコシ相場は
9月8日の302セントを底値に、下げ過ぎによる反動からやや上昇しています。
しかし、
トウモロコシ自体のファンダメンタルは依然として弱いため、
このまま上昇基調に転じるとは考え難いとの見方が市場のコンセンサスとなっています。
9月11日に米国農務省から発表された需給報告によると、
2009-10年度の予想単収(1エーカーあたりの収穫量)は過去最高の161.9ブッシェル、
予想生産高は過去2番目の129億5,400万ブッシェルと予想されています。
今後、多少下方修正されたとしても、豊作であることには変わりがないうえ、
期初在庫が16億9,500万ブッシェルと豊富なため、需要を賄うのに問題はありません。
9月20日現在における成熟度は21%と前年同期よりも9ポイント、
過去5年平均では34ポイントも下回っているものの、
作柄自体は良好と伝えられています。
「良」から「やや良」の割合は全体の68%と前週から1ポイント低下しましたが、
前年同期の59%と比較するとかなり良い数字です。
一方、「不良」から「やや不良」の割合は10%と、
こちらは前週から1ポイント上昇しましたが、
前年同期の14%を下回っています。既に生育のピークが過ぎているため、
10月の需給報告では極端に増減する可能性が小さいと言えるでしょう。
生産が集中している米中西部では、降霜懸念が後退しており、
天候にほとんど不安要因が見当たらない状況です。
今後、雨や病気を理由に単収が低下する可能性も残っていますが、
収量の大まかな全体像が判明するのは10月半ば以降のため、
当面は強気にはなりにくいと思われます。このまま収穫が本格化するとすれば、
ハーベストプレッシャーから再び300セントを割り込む展開になることになるでしょう。
このまま上昇基調に転じるとは考え難いとの見方が市場のコンセンサスとなっています。
9月11日に米国農務省から発表された需給報告によると、
2009-10年度の予想単収(1エーカーあたりの収穫量)は過去最高の161.9ブッシェル、
予想生産高は過去2番目の129億5,400万ブッシェルと予想されています。
今後、多少下方修正されたとしても、豊作であることには変わりがないうえ、
期初在庫が16億9,500万ブッシェルと豊富なため、需要を賄うのに問題はありません。
9月20日現在における成熟度は21%と前年同期よりも9ポイント、
過去5年平均では34ポイントも下回っているものの、
作柄自体は良好と伝えられています。
「良」から「やや良」の割合は全体の68%と前週から1ポイント低下しましたが、
前年同期の59%と比較するとかなり良い数字です。
一方、「不良」から「やや不良」の割合は10%と、
こちらは前週から1ポイント上昇しましたが、
前年同期の14%を下回っています。既に生育のピークが過ぎているため、
10月の需給報告では極端に増減する可能性が小さいと言えるでしょう。
生産が集中している米中西部では、降霜懸念が後退しており、
天候にほとんど不安要因が見当たらない状況です。
今後、雨や病気を理由に単収が低下する可能性も残っていますが、
収量の大まかな全体像が判明するのは10月半ば以降のため、
当面は強気にはなりにくいと思われます。このまま収穫が本格化するとすれば、
ハーベストプレッシャーから再び300セントを割り込む展開になることになるでしょう。
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