- 2012-02-07 (Tue)09:13
- 近藤雅世
- とうもろこし
一種の賭けではあるが、9日のUSDAの需給報告で、在庫率が縮小する。
一種の賭けと言う理由は、論理的には在庫率が縮小すると思っていても、
USDAがその通りに数字を書かず、生産を増やしたり、需要を抑えたり
数字を操る可能性があるということである。
仮に論理的な推論通りだとすれば、
1)通常2011/12年度の生産量は2012年1月の需給報告で確定する。
従って供給は、以下で確定のはずである。
作付面積 9190万エーカー
収穫面積 8400万エーカー
単収 147.2ブッシェル/エーカー
期初在庫 1128百万ブッシェル
生産 12358百万ブッシェル
輸入 15百万ブッシェル
供給合計 13501百万ブッシェル
2)1月の需給報告の需要は、
飼料その他 4600百万ブッシェル
食品・種子・工業用
6405百万ブッシェル
(内エタノール 5000百万ブッシェル)
国内消費計11005百万ブッシェル
輸出 1650百万ブッシェル
需要合計 12655百万ブッシェル
期末在庫 846百万ブッシェル
在庫率 6.69%
一種の賭けと言う理由は、論理的には在庫率が縮小すると思っていても、
USDAがその通りに数字を書かず、生産を増やしたり、需要を抑えたり
数字を操る可能性があるということである。
仮に論理的な推論通りだとすれば、
1)通常2011/12年度の生産量は2012年1月の需給報告で確定する。
従って供給は、以下で確定のはずである。
作付面積 9190万エーカー
収穫面積 8400万エーカー
単収 147.2ブッシェル/エーカー
期初在庫 1128百万ブッシェル
生産 12358百万ブッシェル
輸入 15百万ブッシェル
供給合計 13501百万ブッシェル
2)1月の需給報告の需要は、
飼料その他 4600百万ブッシェル
食品・種子・工業用
6405百万ブッシェル
(内エタノール 5000百万ブッシェル)
国内消費計11005百万ブッシェル
輸出 1650百万ブッシェル
需要合計 12655百万ブッシェル
期末在庫 846百万ブッシェル
在庫率 6.69%
3)需要は、昨年5月の初回報告以来以下のように減少している。
5月 13355百万ブッシェル
6月 13255 ▲100百万ブッシェル
7月 13500 +245
9月 13160 ▲340
10月 12760 ▲400
11月 12710 ▲ 50
12月 12610 ▲ 5
1月 12655 + 50
合計 ▲700百万ブッシェル
過去の需要は、
2009/10年度の需要 13066 (1月は▲411)
2010/11年度の需要 13265 (1月は▲610)
4)つまり、1月に予想されている2011/12年度の需要(2011年
9月〜2012年8月までの国内および輸出需要)は昨年より610
百万ブッシェル少なくなっている。
本当にそんなに急に需要が減少するのだろうか?
というのが小生の疑問である。
5)アルゼンチンとブラジルで、1月(北半球でいえば7月)の授粉期に
乾燥気候となり、今年の生産は2600万トンの生産予定(USDAの
1月予想)が1880〜2300万トンに12〜28%の減産となる見込み。
また、米国からの輸出は少し悪かったが、1月の第3週から上向いてきた。
つまり、南米から買おうと思っていた国々は、南米からの輸出が減少する
ことに気付き、あわてて米国からの買い付けを急ぐのではないだろうか。
6)結論としては、2月9日現地時間8時半に公表される米国農務省の
需給報告では、需要が上方修正されて在庫率が減少する可能性があるという
ことである。
つまり、9日にシカゴコーンと大豆は価格が上がるのではないだろうか?
なお、必ず約束されたものではないことをお断りしておく。
5月 13355百万ブッシェル
6月 13255 ▲100百万ブッシェル
7月 13500 +245
9月 13160 ▲340
10月 12760 ▲400
11月 12710 ▲ 50
12月 12610 ▲ 5
1月 12655 + 50
合計 ▲700百万ブッシェル
過去の需要は、
2009/10年度の需要 13066 (1月は▲411)
2010/11年度の需要 13265 (1月は▲610)
4)つまり、1月に予想されている2011/12年度の需要(2011年
9月〜2012年8月までの国内および輸出需要)は昨年より610
百万ブッシェル少なくなっている。
本当にそんなに急に需要が減少するのだろうか?
というのが小生の疑問である。
5)アルゼンチンとブラジルで、1月(北半球でいえば7月)の授粉期に
乾燥気候となり、今年の生産は2600万トンの生産予定(USDAの
1月予想)が1880〜2300万トンに12〜28%の減産となる見込み。
また、米国からの輸出は少し悪かったが、1月の第3週から上向いてきた。
つまり、南米から買おうと思っていた国々は、南米からの輸出が減少する
ことに気付き、あわてて米国からの買い付けを急ぐのではないだろうか。
6)結論としては、2月9日現地時間8時半に公表される米国農務省の
需給報告では、需要が上方修正されて在庫率が減少する可能性があるという
ことである。
つまり、9日にシカゴコーンと大豆は価格が上がるのではないだろうか?
なお、必ず約束されたものではないことをお断りしておく。
<< ギリシャ問題はどうなっているのか? |
| ギリシャ問題は今週で終わるか? >>