- 2011-11-08 (Tue)18:48
- 近藤雅世
- 金
欧州では、ギリシャの決着で揉めているが、どう転んでも欧州の金融機関が突然
倒産するようなことはないだろう。今後ギリシャ国民が良く考えて同じ損となる
なら、大きな損の方が良いと判断して自らデフォルトになる選択肢は残ったが、
それは、金融機関の損失の多寡の問題で、それを救うEFSFの資金がより多く必要
かどうかの問題である。
倒産するようなことはないだろう。今後ギリシャ国民が良く考えて同じ損となる
なら、大きな損の方が良いと判断して自らデフォルトになる選択肢は残ったが、
それは、金融機関の損失の多寡の問題で、それを救うEFSFの資金がより多く必要
かどうかの問題である。
イタリアやスペインが煽りを食って更に酷い被害をこう
むるかもしれないが、そうした可能性の先にあるものは欧州の景気低迷である。
すでにスペインでは失業率が25%近くとなっており、ギリシャがデフォルトして
もその位になるはずなので、相当経済は各国共痛んでいると思われる。
そうした雰囲気の中では原油や非鉄金属価格が上昇するとは思えない。ゴムやプ
ラチナも同様であろう。
今後考えられるのは、QE3に代表されるような一層の金融緩和である。財政出動
ができるのは震災復興のためという名目がある日本だけで、他の国は緊縮財政一
色になる。そうすれば景気回復の手立ては金融緩和しかない。
そうなれば再び商品投資が活発になり商品価格が上がりインフレ懸念となり、金
価格も上昇するというシナリオもある。
むるかもしれないが、そうした可能性の先にあるものは欧州の景気低迷である。
すでにスペインでは失業率が25%近くとなっており、ギリシャがデフォルトして
もその位になるはずなので、相当経済は各国共痛んでいると思われる。
そうした雰囲気の中では原油や非鉄金属価格が上昇するとは思えない。ゴムやプ
ラチナも同様であろう。
今後考えられるのは、QE3に代表されるような一層の金融緩和である。財政出動
ができるのは震災復興のためという名目がある日本だけで、他の国は緊縮財政一
色になる。そうすれば景気回復の手立ては金融緩和しかない。
そうなれば再び商品投資が活発になり商品価格が上がりインフレ懸念となり、金
価格も上昇するというシナリオもある。
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