- 2011-05-23 (Mon)21:27
- 近藤雅世
- 金
シカゴコーン価格は6営業日上昇している。作付の遅れと、ミシシッピ川流域の洪水で作付のやり直しが行われているためだ。どこまでも上がると思いたいが、8ドルに近づくとさすがに高いという感覚になる。4月11日に付けた783.75セントは史上最高値であり、先週末の価格は759.5セント、史上最高値まで24.2セントである。特に今直ぐ下落する要因は見当たらないが、農家はこんなに高値のトウモロコシを見たことが無いので、作付を急いで作りたがるだろうし、飼料メーカーはこんなに高くては家畜の餌代としては高過ぎるので家畜を増やすのはやめるだろう。米国から輸入している飼料メーカーも代替品を探し始めるだろう。そうした動きは高値を限定する。それがいつ、どのレベルで起きるかわからないが、少なくとも9ドルや10ドルにコーン価格がなることはなかなかないかもしれない。とロイターのアナリストが言っていた。強気は良いが、利食いして利益を確定しながら、その後急落しても損害が少ないように、そろそろ注意されたい。