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商品価格下落

  • 2011-05-09 (Mon)18:58
  • 近藤雅世
連休中にほとんどの商品価格は下落した。まるで日本の休みを狙っていたような動きである。きっかけはウサマビンラディンの射殺であるようだが、9.11のケリが付いたところで一つの時代が変わったとの認識が市場にできたのかもしれない。NY銀は連休中に27.4%という棒下げであった。もともと火の無い所で煙が出ていたわけなので、下落幅も大きいと思われる。原油も同様に火の無い商品だったが、14.7%の下落となっている。金やプラチナは4.2%の下落でそれほど大きくは無いし、また、金やプラチナは今後復活すると思っている。金は6月以降の欧州や米国における財政問題、欧州金融機関のストレステストの結果公表、ギリシャの債務再編不安等、金融不安は枚挙にいとまがない。金価格は史上最高値の調整安だと評価している。プラチナは自動車需要が日本以外で伸びているので、需要は堅いと思われる。同様にゴムも需要は強い。また、シカゴコーンは9%、大豆は4.8%下落しているが、これらも反発する可能性は高い。米国からの輸出が伸び悩んでいることが原因と言えば言えるが、それも時間とともに解消するだろうし、天候が今後どうなるかは神のみぞ知るである。
同様に砂糖やコーヒー等農産物も天候異変でどうなるかわからない。ただ、コーンや大豆程在庫が少ないわけではないところが少し違うだろう。このまま元に戻らない商品価格と、反転上昇し始める物と分けて考えた方が良いのではないだろうか。

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