- 2010-09-29 (Wed)11:46
- 近藤雅世
- 金
価格が上昇しているものの中にも、価格の上昇に根拠があり、それが新たな買いを呼び、価格が上がり続けるものと、根拠が希薄であり、機関投資家やファンドのような大口の買いにより上がってきたものがある。実質のある価格の上昇は長続きするが、根のない価格の上昇ははかないことが多い。どこで根拠を見分けるかというと、やはりファンダメンタルだろう。チャート分析からすればどれも同じに見える。
また、大きなファンドは、資金量が多いだけに、苦労することも多い。それは、自分の売買が価格を動かしてしまうからだ。だから、一定の規模になるとファンドは新規顧客の募集を中止して、それ以上資金が多くならないようにする。小さい運用規模なら利益が出るが、運用が大きな規模になるとそれなりに難しくなるようだ。
そうしたファンドが最も好む手口は、新聞や週刊誌、情報誌等が買いをあおってくれる時だ。最初の価格の上昇局面では、大口ファンドは何度か買いを入れて価格を吊り上げて行く。そして、買いが膨らんだところで、新たに買い始めた一般大衆の資金に自分のポジションを売りつけていく。それでもまだ価格が上昇すれば、一旦手じまったポジションを再開させる。こうした繰り返しでこまめに利食いして利益を確定させていく。大手ファンドは買いっぱなしにはしない。最後のポジションが逆に出て価格が下がっても損切りすれば被害は少ない。買いっぱなしだとこれまでの含み益が少なくなるのを心理的に耐えられないので、どうしても損切りできずに放っておくことになる。すると下落時の被害は大きくなる。
何が言いたいかというと(つづく)
また、大きなファンドは、資金量が多いだけに、苦労することも多い。それは、自分の売買が価格を動かしてしまうからだ。だから、一定の規模になるとファンドは新規顧客の募集を中止して、それ以上資金が多くならないようにする。小さい運用規模なら利益が出るが、運用が大きな規模になるとそれなりに難しくなるようだ。
そうしたファンドが最も好む手口は、新聞や週刊誌、情報誌等が買いをあおってくれる時だ。最初の価格の上昇局面では、大口ファンドは何度か買いを入れて価格を吊り上げて行く。そして、買いが膨らんだところで、新たに買い始めた一般大衆の資金に自分のポジションを売りつけていく。それでもまだ価格が上昇すれば、一旦手じまったポジションを再開させる。こうした繰り返しでこまめに利食いして利益を確定させていく。大手ファンドは買いっぱなしにはしない。最後のポジションが逆に出て価格が下がっても損切りすれば被害は少ない。買いっぱなしだとこれまでの含み益が少なくなるのを心理的に耐えられないので、どうしても損切りできずに放っておくことになる。すると下落時の被害は大きくなる。
何が言いたいかというと(つづく)
ファンドは必ず利食うということである。利食いの時は価格は下落する。一般投資家まで利食い始めれば価格は急落するが、まだ新たな買い手が現れる場合は価格は再び上昇し始める。だが、いつか最後のババを引く人がいる。価格は永久には上がらないからだ。
現時点でそろそろ危ないと思われるのは、砂糖、トウモロコシ、大豆、金であろう。
現時点でそろそろ危ないと思われるのは、砂糖、トウモロコシ、大豆、金であろう。
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