- 2010-01-12 (Tue)19:12
- 大場良博
- コーヒー
年明け以降、NYコーヒーは堅調に下値を切り上げる動きとなっている。
世界最大の生産国であるブラジルの輸出量が4ヶ月連続で前年同月を下回っていることから需給逼迫懸念が増しており、これが下値を押し上げているようだ。
世界最大の生産国であるブラジルの輸出量が4ヶ月連続で前年同月を下回っていることから需給逼迫懸念が増しており、これが下値を押し上げているようだ。
同国の貿易局の報告によると、2009年12月の輸出量は235万5,500袋(前年同月比37万2,900袋減)であった。コーヒーの樹は隔年で豊作と減産を繰り返すという性質があるが、2009年は減産の年だった。
一方、2010年は豊作が期待されている。ブラジルの統計局から7日に発表された報告によると2010年のコーヒー生産量は前年比15.22%増の4,673万4,200袋になると予想されている。ただ、生育はまだ初期段階であるため、今後の天候によって大きく変化する可能性がある。また、ここ数年、国内需要が年々拡大傾向にあることから、例え豊作でも逼迫した在庫が大幅に緩和されるとは限らない。
目先は需給逼迫による在庫取り崩しや、焙煎業者など実需筋の買付けが強気材料として相場を左右するだろう。下げ要因が少ない現在の状況が続く限りは上昇基調が維持されるだろう。押し目は必ず拾いたい。
一方、2010年は豊作が期待されている。ブラジルの統計局から7日に発表された報告によると2010年のコーヒー生産量は前年比15.22%増の4,673万4,200袋になると予想されている。ただ、生育はまだ初期段階であるため、今後の天候によって大きく変化する可能性がある。また、ここ数年、国内需要が年々拡大傾向にあることから、例え豊作でも逼迫した在庫が大幅に緩和されるとは限らない。
目先は需給逼迫による在庫取り崩しや、焙煎業者など実需筋の買付けが強気材料として相場を左右するだろう。下げ要因が少ない現在の状況が続く限りは上昇基調が維持されるだろう。押し目は必ず拾いたい。
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