- 2010-09-13 (Mon)12:47
- 近藤雅世
- 原油
世界で一番原油を消費している国はどこであろうか?
それは米国である。2009年世界の原油消費量は、日量8408万バレルであった。米国はその約22%、1869万バレルを消費している。ちなみに、日本は中国の863万バレルに次いで世界第3位の原油消費国であるが、2009年は日量440万バレルなので、米国は日本の4.2倍の消費量である。
さて、米国の原油の輸入の多い国は次のうちどこだろう。
1.サウジアラビア 2.メキシコ 3.イラン 4.カナダ
(つづく)
それは米国である。2009年世界の原油消費量は、日量8408万バレルであった。米国はその約22%、1869万バレルを消費している。ちなみに、日本は中国の863万バレルに次いで世界第3位の原油消費国であるが、2009年は日量440万バレルなので、米国は日本の4.2倍の消費量である。
さて、米国の原油の輸入の多い国は次のうちどこだろう。
1.サウジアラビア 2.メキシコ 3.イラン 4.カナダ
(つづく)
2009年の米国は、日量901万バレルの原油を輸入し、非OPEC諸国とOPEC諸国からの原油の輸入量はほぼ半々であった。サウジアラビアは第3位で、メキシコは第2位である。イランからは、1991年以降輸入を停止している。1位はカナダで、原油でも石油製品輸入量でもトップであり、2009年の米国の輸入の約22%を占めた。
先週金曜日カナダのパイプライン会社エンブリッジの主要パイプラインが原油漏れのため閉鎖された。このためニューヨーク原油価格は急騰し、2.20ドル高の76.45ドルと8月11日(78.02ドル)以来約1カ月ぶりの高値となった。このパイプラインは、米国の総原油輸入量の7〜8%を輸送するもので、この閉鎖を受けて需給ひっ迫懸念による原油買いが加速した。また、ドルの対ユーロ相場が海外市場から値を崩し、原油相場に割安感がもたらされたことも相場の上伸の勢いに拍車を掛けた。
このほか、国際エネルギー機関(IEA)が同日公表した月報で、2010年の世界の
石油需要見通しを前月から4カ月連続で上方修正したほか、7月の中国の原油輸入量が増
加したことも、需要増による供給逼迫懸念を拡大した。
一方,カリブ海東方海上には熱帯低気圧IGORが中心気圧935ミリバールで、西に向かって進んでいる。その右に新たな熱帯低気圧JULIAが発生した。
原油価格は需給面からは強気の要因は見られないが、こうした事故やハリケーンが一時的に価格を押し上げる可能性はある。
先週金曜日カナダのパイプライン会社エンブリッジの主要パイプラインが原油漏れのため閉鎖された。このためニューヨーク原油価格は急騰し、2.20ドル高の76.45ドルと8月11日(78.02ドル)以来約1カ月ぶりの高値となった。このパイプラインは、米国の総原油輸入量の7〜8%を輸送するもので、この閉鎖を受けて需給ひっ迫懸念による原油買いが加速した。また、ドルの対ユーロ相場が海外市場から値を崩し、原油相場に割安感がもたらされたことも相場の上伸の勢いに拍車を掛けた。
このほか、国際エネルギー機関(IEA)が同日公表した月報で、2010年の世界の
石油需要見通しを前月から4カ月連続で上方修正したほか、7月の中国の原油輸入量が増
加したことも、需要増による供給逼迫懸念を拡大した。
一方,カリブ海東方海上には熱帯低気圧IGORが中心気圧935ミリバールで、西に向かって進んでいる。その右に新たな熱帯低気圧JULIAが発生した。
原油価格は需給面からは強気の要因は見られないが、こうした事故やハリケーンが一時的に価格を押し上げる可能性はある。
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