- 2012-02-20 (Mon)20:18
- 近藤雅世
- 金
2月20日の東京外為市場のドル・円は強含み、79.37銭から79円89銭まで堅調推
移。日本の1月の貿易赤字が過去最大規模(▲1兆4750.05億円)を記録したこと、
中国人民銀行による預金準備率引き下げ、ギリシャに対する第2次金融支援承認
観測などから79円89銭まで上昇g、79円90銭〜80円00銭のドル売りオーダーで79
円40銭まで反落した。ユーロ・円も強含み。ユーロ財務相会議でギリシャへの第
2次金融支援策承認観測から堅調に推移した。つまり円安の方向である。ドル円
は2月1日の76円209から強は79円89銭まで3.68円、4.8%円安となっており、ユー
ロ円は100.28円から104.80円まで4.52円、4.5%円安となっている。仮に金価格
が先週末の1725.9ドルで同じとしても、円建てでは200円近くの差がでて、その
分東京金高となる。これまで長い間円高で割りを食っていた分の逆が起き始めて
いる。2008年1月4日NY金価格は837.5ドルだった。当時のドル円為替レートは109.
58円/ドルだった。その後NY金価格は先週末までに1718.6ドルと2.05倍になって
いるが、東京金価格は3043円が4338円まで1.42倍にしかなっていない。109.58円
/ドルだった為替レートが79.48円まで1.38倍円高になったせいである。もし仮に
為替レートが109.58円のまま固定であったなら、先週末の金価格は、4338円では
なく6055円になっていたはずである。円高さえなければ日本の金価格は1717円も
高くて当たり前であった。
しかし、為替レートはいつも逆風ばかりではない。今後もし為替が85円になれば、
金価格はドルベースでは今のままでも305円、7%高くなる。100円まで円安とな
れば1134円、26%の金高である。ドルベースの金が上がれば更に金価格は上がる
ことになる。おそらくこれほどの利回りはなかなか得られないであろう。
移。日本の1月の貿易赤字が過去最大規模(▲1兆4750.05億円)を記録したこと、
中国人民銀行による預金準備率引き下げ、ギリシャに対する第2次金融支援承認
観測などから79円89銭まで上昇g、79円90銭〜80円00銭のドル売りオーダーで79
円40銭まで反落した。ユーロ・円も強含み。ユーロ財務相会議でギリシャへの第
2次金融支援策承認観測から堅調に推移した。つまり円安の方向である。ドル円
は2月1日の76円209から強は79円89銭まで3.68円、4.8%円安となっており、ユー
ロ円は100.28円から104.80円まで4.52円、4.5%円安となっている。仮に金価格
が先週末の1725.9ドルで同じとしても、円建てでは200円近くの差がでて、その
分東京金高となる。これまで長い間円高で割りを食っていた分の逆が起き始めて
いる。2008年1月4日NY金価格は837.5ドルだった。当時のドル円為替レートは109.
58円/ドルだった。その後NY金価格は先週末までに1718.6ドルと2.05倍になって
いるが、東京金価格は3043円が4338円まで1.42倍にしかなっていない。109.58円
/ドルだった為替レートが79.48円まで1.38倍円高になったせいである。もし仮に
為替レートが109.58円のまま固定であったなら、先週末の金価格は、4338円では
なく6055円になっていたはずである。円高さえなければ日本の金価格は1717円も
高くて当たり前であった。
しかし、為替レートはいつも逆風ばかりではない。今後もし為替が85円になれば、
金価格はドルベースでは今のままでも305円、7%高くなる。100円まで円安とな
れば1134円、26%の金高である。ドルベースの金が上がれば更に金価格は上がる
ことになる。おそらくこれほどの利回りはなかなか得られないであろう。
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