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五里霧中金も危ない

  • 2011-08-08 (Mon)20:22
  • 近藤雅世
世界中の株価が下落している。NYダウ、英国、ドイツ、フランス、中国、ブラジル、香港、ジャカルタ、シンガポール、ロシア、インド、台湾、韓国、ベトナム、タイ、マレイシア、それに日本、ほとんど例外は無い。以前だと新興諸国株に逃避する策もあったが、これでは四面楚歌である。それらの株式市場から引き揚げられた資金が、浮いている。商品価格も原油や穀物も株価と並んで下落している。米国債は格下げされたにもかかわらず金利が上昇しておらず、どちらかと言えば金利が下がっている。つまり売れている。信用不安の元凶が特に動揺していない。そんな中で金価格のみ上がらずとも下がらずである。しかし、ファンドの建て玉は、8月2日までには金のネット買い残は増加している。ということは未だファンドが手じまっていないということだ。手じまっても他に行き場が無いので、そのまま置いてあるのであろう。つまり、金価格はいつ手仕舞い売りのの急落を迎えてもおかしくない状況である。

スイスフランのネット買い残は思った程増えていなかった。円は増加している。安全資産は今や震災と放射能で傷だらけの日本なのであろう。なまなかな介入程度ではまた元に戻る可能性が高い。どこかで反転するまでは、この傾向はしばらく続くだろう。明日開催される米国公開市場委員会(FOMC)ではとても抜本的な景気浮揚策は出そうにない。今さらQE3をやったところでインフレに拍車を掛けるだけだ。格付けが下がった米国債を売れば損をする。長期保有するとしか言えないだろう。新たに買い取るとは言えないだろう。金利を据え置くとは既に言ってしまった。繰り返し言うと効果が薄れる。さてバーナンキ議長はどんな隠し玉を出してくるのか?

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