商品相場専門のアナリストが、独自の視点で最新の相場動向を分析! 先物投資で利益を上げるためのコツとファンダメンタルが学べます。株式、為替以外をポートフォリオに!と考えている投資家にもおすすめです。

Home > > 市場は夏休み

市場は夏休み

  • 2015-08-04 (Tue)12:16
  • 近藤雅世
先週金と原油の買いを推奨したが、金は未だ早いようである。どうも最近金を推奨しても全く反応しないので、どうやら金価格は年内米国の利上げがあるか、あることが確実になるまで価格は動かないのかもしれない。利上げがあれば、利上げを見越して買い増されているドル買いがポジションを解消し始めるだろう。それはドル売りの洪水となるはずであり、一時的かもしれないが、ドル安の流れになる時があるだろう。その時金価格は反発するだろう。しかし、決して自律反発ではなく、あくまでドルとの相対価格で金が割安になるという程度の意味合いであり、金価格が上昇し始めるとは思えない。
一方原油価格が上がるとのべ、ラジオ日経で先週水曜日に今夜原油価格は上がると大胆にも放送してしまったが、幸いその日のNY原油価格は反発し、翌日の東京市場は値上がった。値上がりは一時的であったにせよ、予言は的中している。この場合の見通しは、日本時間、木曜日早朝に公表される米エネルギー情報局の石油週報で、前週に大幅に増加していた原油在庫が先週木曜日は大幅に減少したためである。これはある程度予測でき、逆に前週に大幅に増加した在庫は理解不能であった。クラックスプレッド(石油製品価格マイナス原油価格)がこのところ拡大しており、石油精製業者にとっては、作れば作るほど儲かる状況であるため、石油設備稼働率は95%を超えて過去最大に稼働している。それは原油投入量が増加することを意味しており、原油の生産や輸入が余程多くないと原油在庫は減るはずであるというのが読みであった。では今週はどうかと言えば、やはり原油在庫は先週程ではないにせよ減少するのではないかと思っている。つまり、今週も原油は木曜日に少し上がるだろうというものであるが、先週程の確信は無い。原油は世界的には生産過剰であり、先週はイランの核開発協議の終結でイランの経済封鎖が解けるというニュースがあったが、既に経済封鎖は解かれており、イランは徐々に原油生産を拡大するだろう。世界の需給彼言えば原油は売りであるが、40ドル台は売られ過ぎではないかという心理とのせめぎ合いであり、確たることは言えない状況である。このところ、確信を持って言える価格があまり見当たらない。穀物は豊作であり、天候異変が見られない。来週月曜日の日経CNBCではファンドの売り残と価格について述べるが、対象は原油と金であり、結論は上記のようなものである。

株式会社 コモディティー インテリジェンスでは毎日発行している週刊ゴールド(月)週刊経済指標(火)週刊穀物(水)週刊原油(木)週刊テクニカル分析または週刊CX(金)週間展望(金)月二回のコメ(第二・第四木曜)の単号(一枚)売りを始めました。詳しくは弊社サイトをご覧ください、(http://commi.cc/)

Home > > 市場は夏休み

キーワードで検索
リンク
Feeds
1. 免責事項
  • 掲載される情報は株式会社コモディティーインテリジェンス(以下「COMMi」という)が信頼できると判断した情報源をもとにCOMMiが作成・表示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、COMMiは保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
  • 本資料に記載された内容は、資料作成時点において作成されたものであり、予告なく変更する場合があります。
  • 本文およびデータ等の著作権を含む知的所有権はCOMMiに帰属し、事前にCOMMiへの書面による承諾を得ることなく本資料およびその複製物に修正・加工することは堅く禁じられています。また、本資料およびその複製物を送信、複製および配布・譲渡することは堅く禁じられています。
  • COMMiが提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
  • 本資料に掲載される株式、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。
  • 本資料は、投資された資金がその価値を維持または増大を保証するものではなく、本資料に基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの障害が発生した場合でも、COMMiは、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
  • COMMiおよび関連会社とその取締役、役員、従業員は、本資料に掲載されている金融商品について保有している場合があります。
  • 投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。
  • 以上の点をご了承の上、ご利用ください。
2. 商品先物取引の重要事項
商品先物取引の重要事項はこちら >>
3. ディスクローズについて
当社のディスクローズ資料は当社本支店および日本商品先物取引協会(本部・支部またはホームページ)で閲覧できます。
日本商品先物取引協会ホームページ >> [情報開示]
サンワード貿易ホームページ ディスクローズ情報>>
サンワード貿易お客様相談室
<北海道>電話:0120-57-5311  /  <関東>電話:0120-76-5311  /  <関西>電話:0120-57-5311

Page Top