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『ピークゴールド論とファンドの建玉』

  • 2015-03-31 (Tue)09:26
  • 近藤雅世
 本日の週刊ゴールドでピークゴールド論を載せた。ゴールドマンサックスが、世界の金鉱脈発見のピークは1985年であったが、その20年後の世界の金鉱山生産量がピークを打つのは今年2015年だというのである。
金鉱脈の新規発見は確かにその後減少しているようであり、その意味からは今後金の生産量は減少していくのであろうとは想像できるが、今年がピークであるかどうかは来年以降の生産量を見てみないとわからない。ピークオイル論は真っ赤な嘘であり、当時から原油需給は緩んでいたのにゴールドマンサックスは原油が枯渇すると煽り立てた前科があるため、ピーク●●は信じられないが、一つのデータではある。ただ、他のレポートでは、金は原油と異なり気体となって蒸発することなく、採掘されたものは永遠に地上に残る。すでに17万7千トンの供給力があるところでは、たかだか2600トン程度鉱山生産量の生産量は全供給量の数%に過ぎないという。全く異なる2つのレポートを掲載しておいたので、参考にされたい。

さて、米商品先物取引委員会(CFTC)が公表した3月24日までの週の大口建玉(ファンドの建玉)は、顕著な動きとしては以下があった。
取組高は、最も多い銘柄は原油の260万枚、次いでトウモロコシの180万枚、砂糖の106万枚、大豆の98万枚で、金は66万枚、小麦は50万枚である。金融商品では10年物米国債が351万枚、5年物米国債が221万枚、長期米国債が58万枚と国債が多く、ユーロは58万枚であるが、円は22万枚、S&P500は16万枚である。
買い残が多いのは、原油の52万枚、トウモロコシの35万枚、天然ガスの23万枚、金の18万枚、大豆の17万枚、小麦の11万枚であり、金融商品では、2年物米国債の40万枚、2年物米国債の40万枚、5年物米国債の38万枚である。買い残が1カ月前から増加したのは、金が+1万1千枚、円が+7千枚、5年物国債が+4千枚であり、減少したのは、原油の▲3万枚、天然ガスの▲2万2千枚、ドルの▲1万8千枚、ヒーティングオイルの▲6千枚である。
売り残が多いのは、天然ガスの44万枚、原油の28万枚、トウモロコシの28万枚、砂糖の26万枚、大豆の17万枚、小麦の16万枚、金の11万枚で、金融商品では、米10年物国債の47万枚5年物国債の33枚、2年物国債の31万枚、ユーロの27万枚、長期米国債の10万枚、円の9万枚である。1カ月前から売り残が増えたのは、原油が+8万3千枚、トウモロコシが+7万6千枚、砂糖が5万1千枚、金が4万9千枚、小麦が7万8千枚、大豆油、大豆、コーヒーがそれぞれ2万枚であった。金融商品で売り残が増えたのは、10年物国債の+1万5千枚、スイスフランの7千枚であった。売り残が1カ月前から減ったのは天然ガスの▲2万7千枚、2年物米国債の▲2万7千枚であった。
ネット買い残が多い商品は、原油の24万枚、金の7万4千枚、トウモロコシの6万8千枚、ガソリンの6万1千枚、銀の3万1千枚、金融商品ではドルの7万1千枚、2年物国債の9万4千枚、日経平均株価の1万1千枚、S&P500の1万1千枚である。ネット買い残がマイナスなものは、天然ガスの▲22万枚、小麦の▲4万7千枚、砂糖の3万5千枚、金融商品では長期米国債の▲4万8千枚、円の▲4万8千枚である。ネット買い残が1カ月前から増加しているのは、トウモロコシの+5万1千枚、砂糖の1万4千枚、金の+1万2千枚、銀の1万枚、金融商品では、2年物国債の+8万6千枚、スイスフランの+1万1千枚、ネット買い残がこの1カ月で減少しているのは、大豆の▲1万4千枚、大豆粕の▲1万3千枚、原油の▲7千枚、金融商品では、5年物米国債の▲4万6千枚、ユーロの▲2万5千枚、10年物米国債の▲2万5千枚、15年物米国債の▲1万8千枚、ドルの▲1万1千枚である。商品のネット買い残は+4万4千枚、金融商品のネット介山は▲1万8千枚であった。
株式会社 コモディティー インテリジェンスでは毎日発行している週刊ゴールド(月)週刊経済指標(火)週刊穀物(水)週刊原油(木)週刊テクニカル分析または週刊CX(金)週間展望(金)月二回のコメ(第二・第四木曜)の単号(一枚)売りを始めました。詳しくは弊社サイトをご覧ください、(http://commi.cc/)

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