- 2011-10-06 (Thu)18:36
- 近藤雅世
- 金
プラチナ価格が上がるのではないかと思う根拠は、単純に下げ過ぎだという点だ
けである。東京工業品取引所の白金チャートを見ると、RSI(相対力指数)が29.
72となり、ストキャスティックがSLOWKが6.61、SLOWDが7.19と一桁台で正にクロ
スしようとしている。
たまたま見ていた訳ではなくある新聞記者からプラチナは未だ下がりますかとい
う質問を受け、一旦電話を切った後あれこれ調べて、これは上がるなと思った次
第。だいたい新聞記者がもっと下がるでしょうかと聞いてくるなら上げである。
東京プラチナ価格は8月23日4770円の直近の高値を付けた。その後横ばいから9月
23日のニューヨークの暴落を受けて、10月5日3558円まで1212円25%下落した。
過去にもこうした下落はたくさんあるが、だいたいにおいて下げ過ぎた後は数日
後に反発している。
ファンダメンタルで見るとそれほど上がる要因は無い。なぜなら欧州金融危機を
受けて自動車需要はそれほど伸びるとは思えないからだ。
ただ8月の米国の自動車販売は好調前年比7.5%増の年産1300万台ペースとなって
いる。第二位の中国は8月は7.3%増で、1〜8月累計では3.3%増であり、前年の3
割増に比べるとかなり減速している。しかしそれでも年産1000万台は超えており、
増加していることに変わりはない。またロシアは少し伸びが鈍ったとはいえ、前
年同期比32%増である。インドは8月は悪く▲10%であったが、英国や、フラン
スは5〜7ヵ月ぶりにプラスに転じており、8月はスペインやイタリアでさえ前年
比プラスであった。
南アでは賃上げ交渉は特に波乱もなく終わりそうで、電力問題等もない。
こうして見るとファンダメンタル的にはそれほど買い材料は無いが、自動車次第
ではこれほど価格が下がることもないというものであろう。
何はともあれテクニカル的に売られ過ぎの反発があると思われる。
けである。東京工業品取引所の白金チャートを見ると、RSI(相対力指数)が29.
72となり、ストキャスティックがSLOWKが6.61、SLOWDが7.19と一桁台で正にクロ
スしようとしている。
たまたま見ていた訳ではなくある新聞記者からプラチナは未だ下がりますかとい
う質問を受け、一旦電話を切った後あれこれ調べて、これは上がるなと思った次
第。だいたい新聞記者がもっと下がるでしょうかと聞いてくるなら上げである。
東京プラチナ価格は8月23日4770円の直近の高値を付けた。その後横ばいから9月
23日のニューヨークの暴落を受けて、10月5日3558円まで1212円25%下落した。
過去にもこうした下落はたくさんあるが、だいたいにおいて下げ過ぎた後は数日
後に反発している。
ファンダメンタルで見るとそれほど上がる要因は無い。なぜなら欧州金融危機を
受けて自動車需要はそれほど伸びるとは思えないからだ。
ただ8月の米国の自動車販売は好調前年比7.5%増の年産1300万台ペースとなって
いる。第二位の中国は8月は7.3%増で、1〜8月累計では3.3%増であり、前年の3
割増に比べるとかなり減速している。しかしそれでも年産1000万台は超えており、
増加していることに変わりはない。またロシアは少し伸びが鈍ったとはいえ、前
年同期比32%増である。インドは8月は悪く▲10%であったが、英国や、フラン
スは5〜7ヵ月ぶりにプラスに転じており、8月はスペインやイタリアでさえ前年
比プラスであった。
南アでは賃上げ交渉は特に波乱もなく終わりそうで、電力問題等もない。
こうして見るとファンダメンタル的にはそれほど買い材料は無いが、自動車次第
ではこれほど価格が下がることもないというものであろう。
何はともあれテクニカル的に売られ過ぎの反発があると思われる。
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