- 2012-05-15 (Tue)08:53
- 近藤雅世
- 大豆
先週10日米国農務省から5月の需給報告が公表された。それによって大豆もトウ
モロコシも下落しているがこれはおかしいと思う。
なぜなら、トウモロコシについてはまだ作付面積が増加して供給が増えるため
供給過剰になってもおかしくないが、大豆に関してはトウモロコシに押されて作
付面積が減少した分を単修が大幅に改善するとして生産量を増やしている。
天候に恵まれれば10/11年度並みの単収なのでまったくありえないほどではない
が、需要が急回復するとして、在庫は今年の6.8%から4.4%に減少するとしてい
る。これは未だ相当下駄をはいた数字だと思う。
なぜなら期初在庫の210百万ブッシェルはもっと減ると思うからだ。それは11/12
年度の輸出量が今回2500万ブッシェルほど上方修正しているが、それでも昨年の
輸出量1501百万ブッシェルより2500万ブッシェル少ない1315ブッシェルと見込ん
でいるからだ。
モロコシも下落しているがこれはおかしいと思う。
なぜなら、トウモロコシについてはまだ作付面積が増加して供給が増えるため
供給過剰になってもおかしくないが、大豆に関してはトウモロコシに押されて作
付面積が減少した分を単修が大幅に改善するとして生産量を増やしている。
天候に恵まれれば10/11年度並みの単収なのでまったくありえないほどではない
が、需要が急回復するとして、在庫は今年の6.8%から4.4%に減少するとしてい
る。これは未だ相当下駄をはいた数字だと思う。
なぜなら期初在庫の210百万ブッシェルはもっと減ると思うからだ。それは11/12
年度の輸出量が今回2500万ブッシェルほど上方修正しているが、それでも昨年の
輸出量1501百万ブッシェルより2500万ブッシェル少ない1315ブッシェルと見込ん
でいるからだ。
供給が6%へったので、需要を6.2%減ることで帳尻を合わせている。南米の大豆
生産が落ち込むことは織り込み済みであるが、そうであるなら米国からの輸出が
昨年よりも落ち込むことは納得できない。要するに、今年のツケが期初在庫とな
って現れ、天候が非常に良くて大豊作にならないと増加する需要に間に合わない
状況であると考えられ、大豆価格はまだまだ上がると思っている。
生産が落ち込むことは織り込み済みであるが、そうであるなら米国からの輸出が
昨年よりも落ち込むことは納得できない。要するに、今年のツケが期初在庫とな
って現れ、天候が非常に良くて大豊作にならないと増加する需要に間に合わない
状況であると考えられ、大豆価格はまだまだ上がると思っている。
<< 穀物以外は様子見 |
| 連休中に価格が大きく変わるか? >>