商品相場専門のアナリストが、独自の視点で最新の相場動向を分析! 先物投資で利益を上げるためのコツとファンダメンタルが学べます。株式、為替以外をポートフォリオに!と考えている投資家にもおすすめです。

Home > 経済動向 > 決め手に欠く状況

決め手に欠く状況

1月22日までの週のファンドの建玉の買い残は、5年物米国債と10年物米国債が前週に比べてそれぞれ5万4千枚、5万枚増加し、商品では大豆が1万8千枚、原油が1万6千枚、大豆油が1万4千枚、ユーロが1万4千枚、トウモロコシ9千枚、大豆粕9千枚、日本円9千枚、金は8千枚、天然ガス5千枚、銀3千枚、スイスフラン3千枚、プラチナ2千枚、パラジウム2千枚、小麦2千枚、ドルインデックス2千枚、ガソリン1千枚、コーヒー1千枚の増加であった。
売られたのは、砂糖が▲2万8千枚、ヒーティングオイル▲4千枚、銅▲1千枚等であった。

金融商品の場合、他で買って先物で売るとかその逆があるので、全体像がつかみにくいが、商品の場合は非当業者の建玉であれば、現物のヘッジはほとんど無いと思われる。

商品は全体で5万8千枚の買い増しで5週連続の売りの後で2週連続で買われている。
 商品価格は、昨年10月頃から下落してきたが、原油やプラチナ等景気に関係する一部商品価格が上昇している。中国も今年は8%の成長があると言われ、景気上昇銘柄は今後も力強いのではないだろうか。

 一方、まさかの時に強い金は29~30日に予定されるFOMCで新たな金融緩和が出される可能性はなく、逆に長期金利が少しずつ上昇しているので、引き締めをいつするかといおう話し合いがあるかもしれない。失業率が改善するまでは債券の買取を行うということになっているが、そろそろ出口をどこにするかの議論が活発に行われ始めるかもしれず、それは金価格にとってはアゲインストになると思われる。
 冬の天候は今のところロシアを除いて厳しい寒気には見舞われておらず、昨年よりはずっと暖冬になっている。南米も特に乾燥した天候は報告されておらず、穀物生産は順調でブラジル産大豆は前年比25%以上増産となる見込み。

 全体に少し不透明な状況で、決め手に欠ける時期である。

Home > 経済動向 > 決め手に欠く状況

キーワードで検索
リンク
Feeds
1. 免責事項
  • 掲載される情報は株式会社コモディティーインテリジェンス(以下「COMMi」という)が信頼できると判断した情報源をもとにCOMMiが作成・表示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、COMMiは保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
  • 本資料に記載された内容は、資料作成時点において作成されたものであり、予告なく変更する場合があります。
  • 本文およびデータ等の著作権を含む知的所有権はCOMMiに帰属し、事前にCOMMiへの書面による承諾を得ることなく本資料およびその複製物に修正・加工することは堅く禁じられています。また、本資料およびその複製物を送信、複製および配布・譲渡することは堅く禁じられています。
  • COMMiが提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
  • 本資料に掲載される株式、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。
  • 本資料は、投資された資金がその価値を維持または増大を保証するものではなく、本資料に基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの障害が発生した場合でも、COMMiは、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
  • COMMiおよび関連会社とその取締役、役員、従業員は、本資料に掲載されている金融商品について保有している場合があります。
  • 投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。
  • 以上の点をご了承の上、ご利用ください。
2. 商品先物取引の重要事項
商品先物取引の重要事項はこちら >>
3. ディスクローズについて
当社のディスクローズ資料は当社本支店および日本商品先物取引協会(本部・支部またはホームページ)で閲覧できます。
日本商品先物取引協会ホームページ >> [情報開示]
サンワード貿易ホームページ ディスクローズ情報>>
サンワード貿易お客様相談室
<北海道>電話:0120-57-5311  /  <関東>電話:0120-76-5311  /  <関西>電話:0120-57-5311

Page Top