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4月のFOMC特に動きなし。

米連邦準備制度理事会(FRB)は25日短期金利を2014年暮れにかけてゼロ近辺に維
持する計画を再確認し、経済情勢に対する評価をやや下方修正した。
FOMCでは投票権を持つ10人中9人が緩和的金融政策を続けることに賛成したが、
QE3に関する措置を開始するかについては、何の手がかりも示さなかった。
例によって、FOMCでは何も言わずにバーナンキ議長がどこかでいずれQE3がある
かもしれないというアドバルーンを上げる作戦と思われる。今年は米国大統領選
挙のため、オバマ政権は景気を回復せねばならないが、同時に財政赤字が増える
ことは共和党が鬼の首を獲ることになるので、できない。差しさわりの無い政策
で11月6日を迎えるのだと思われる。
FOMCでは経済成長は引き続き緩やかで、その後徐々に高まると予想していると述
べた。労働市場については失業率は低下したが、依然として高いと述べ、3月と
ほぼ同じ言い回しであった。

3月には緩和したと述べた海外市場に関しては、世界的な緊張が、経済見通しに
対して引き続き大幅な下振れリスクを課しているとし、まだ欧州債務不安が残っ
ていることを示した。
一方住宅部門は引き続き落ち込んでいるとしたものの、改善の兆しが一部にある
との判断を初めて示した。

今回のFOMCもはっきりしたものではなく、短期金利を据え置くことを予想通り決
めただけであったので、経済に与える影響や商品価格に及ぼすものは少ないと思
われる。

一方27日開催される日銀日銀金融政策決定会合での資産買入等基金と国債残存年
限に対するドル・円の動向は、フィスコの山下氏の予想では以下のように想定さ
れている。

1)10兆円&3-5年間の場合:ドル・円は、年初来高値84円18銭の上抜けを目指す
上昇トレンド。

2)10兆円&2年以下の場合:ドル・円は、83円台まで上昇すると予想される。

3)5兆円&3-5年間の場合:ドル・円は、82円台まで上昇すると予想される。

4)5兆円&2年以下の場合:ドル・円は、80円割れが予想される。

5)増額無し&残存年限変わらず(2年以下):ドル・円は、79円割れが予想される。

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