- 2012-09-25 (Tue)10:30
- 近藤雅世
- 金
金価格が下落するというコメントは非常に書きにくいものである。なぜなら多く
の人々が金を購入し、その値上がりを期待しているからだ。
しかし、過去にはそうした期待を裏切って金価格が下落したことは何度かある。
直近では2月29日の1日で77.1ドル4.3%下落した日である。
その時、ファンドのネット買い残は、221,542枚と今年最大の水準に
なった。ところで、9月18日、つまり先週の火曜日、NY金に対するファンドの
ネット買い残は、221,267枚と、2月28日に接近している。驚くことに、
2012年のファンドのネット買い残とNY金の価格をグラフに描くと、完全に動き
が一致する。その相関係数は0.98であり、これほど高い相関係数はめったに
見られるものではない。つまり、ファンドが買えば金の 価格は上がり、
ファンドが売れば下がるということを今年は厳密な意味でそのとおりだと言える
状況である。その中で先週2月の下落前のネット買い残と同じ水準になった。
ということは、いつ下落してもおかしくない状況とも言える。
の人々が金を購入し、その値上がりを期待しているからだ。
しかし、過去にはそうした期待を裏切って金価格が下落したことは何度かある。
直近では2月29日の1日で77.1ドル4.3%下落した日である。
その時、ファンドのネット買い残は、221,542枚と今年最大の水準に
なった。ところで、9月18日、つまり先週の火曜日、NY金に対するファンドの
ネット買い残は、221,267枚と、2月28日に接近している。驚くことに、
2012年のファンドのネット買い残とNY金の価格をグラフに描くと、完全に動き
が一致する。その相関係数は0.98であり、これほど高い相関係数はめったに
見られるものではない。つまり、ファンドが買えば金の 価格は上がり、
ファンドが売れば下がるということを今年は厳密な意味でそのとおりだと言える
状況である。その中で先週2月の下落前のネット買い残と同じ水準になった。
ということは、いつ下落してもおかしくない状況とも言える。
更に、NY金価格のチャートを見ると、相対力指数(RSI)80を超えた。通常70を
超えると買われ過ぎと言われている。80以上であった過去の チャートを見ると
ほとんどが急落している。ファンダメンタル的にも13日の米連邦準備制度理事会
(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)にお いて決定されたQE3(量的金融緩和
第三弾)の効果が他の商品等ではFADE OUTしつつあるのに、金だけが、先週末
再び上昇している。これは ファンドが売り抜けるために一般投資家を引き寄せ
るためのひと押しではないかと勘ぐられる。
この上昇を見て金価格は2000ドルになると夢見る人々を高値掴みさせるための一
計ではなかろうか。大量に買い増してきたファンドは、売り逃げるために何で
もするかもしれない。
金の投資家に嫌われても、金価格は要注意だと言わざるを得ない。
超えると買われ過ぎと言われている。80以上であった過去の チャートを見ると
ほとんどが急落している。ファンダメンタル的にも13日の米連邦準備制度理事会
(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)にお いて決定されたQE3(量的金融緩和
第三弾)の効果が他の商品等ではFADE OUTしつつあるのに、金だけが、先週末
再び上昇している。これは ファンドが売り抜けるために一般投資家を引き寄せ
るためのひと押しではないかと勘ぐられる。
この上昇を見て金価格は2000ドルになると夢見る人々を高値掴みさせるための一
計ではなかろうか。大量に買い増してきたファンドは、売り逃げるために何で
もするかもしれない。
金の投資家に嫌われても、金価格は要注意だと言わざるを得ない。
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