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11月5日までの週のファンドの建て玉

先週末11月5日までの週のファンドの建て玉が米国商品先物取引委員会(CFTC)から公表され、これで10月初めの政府閉鎖の影響は完全に無くなった。1ヶ月前の10月1日と11月5日のファンドの建て玉を比較してみると、取組高が大きく減ったのは大豆と原油であり、それぞれ▲18万2千枚、▲14万1千枚である、次いで小麦が▲8万2千枚、。増加したのは10年物米国債が42万4千枚、5年物米国債は19万8千枚増、2年物米国債が7万5千枚である。商品ではトウモロコシの取組高増が最も多く、18万5千枚増。砂糖が6万9千枚増であった。

ネット買い残では砂糖が6万3千枚増、小麦が5万枚増、5年物米国債が3万枚増、日本円が3万枚増、15年物米国債が2万1千枚増、大豆油が2万1千枚増、金が1万8千枚増、原油が1万3千枚増であり、ネット買い残が減少したのは、10年物米国債が▲14万7千枚減、ユーロが▲2万7千枚減、ヒーティングオイルが▲2万4千枚減、トウモロコシが▲1万8千枚減、天然ガスが▲1万5千枚減であった。

11月5日時点でネット買い残が一番多いのは、砂糖の22万3千枚、金の11万6千枚、大豆の10万9千枚、原油の7万8千枚、ガソリンの3万8千枚、プラチナの3万7千枚、大豆ミールの3万1千枚、15年物米国債の3万3千枚、5年物米国債の3万枚、パラジウムの2万8千枚、銀の2万4千枚、2年物米国債の1万1千枚となる。
売り越しになっているのは、天然ガスの▲15万9千枚、10年物米国債の▲14万3千枚、トウモロコシの▲11万8千枚、5年物米国債の▲7万6千枚、日本円の▲6万1千枚、コーヒーの▲1万8千枚、ヒーティングオイルの▲1万8千枚である。

ここ数週間で買いが続いているのは小麦が3週連続で買われ、米国債が短期を中心に買われている。逆に10年物国債は売られている。NY金や原油は買いと売りが交互に出ており方向感の無い動きである。トウモロコシは売りが続いて最後に買いがあり、逆に大豆は買いが続いて最後に売りが来ている。砂糖は、7週間大量に買われたが最後の2週間は少量売られている。

こうしてみると、ファンドは商品にはそれほど資金を入れておらず、砂糖や小麦等割安感のあったものだけに大量に資金を入れ、原油や金等大型の商品には投資に迷っている様子がうかがえる。トウモロコシが売られて大豆が買われて、最後に反対になっていたが、先週の需給報告を見ておそらく再び大豆が買われたものと思われる。

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