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市場とは何か その28

 市場における価格の動きは波動であることは間違いない。その性質をめぐって様々な価格の予測手段が考え出されている。移動平均法、ストキャスティックオシレーター、相対力指数、平均方向性指数、ボリンジャーバンド、MACD、アルティメイト・オシレーター、ワイルダー・ボラティリティー、プライス・チャネル、パラボリック、コモディティー・チャネル・インデックス、方向性指数、%R、エンベロープ、レイト・オブ・チェンジ、ろうそく足、アルーン、サイコロジカル・ライン、値動きサイコロジカル・ライン、モーメンタム、標準偏差、ヒストリカル・ボラティリティー、速度係数、累積、順位相関係数、ADオシレーター、トレンドバー、一目均衡表、平均変動レンジ、ピボット、トレンドバー、私が日頃使っているチャートソフトにはこれだけの指標が入っており、クリックすれば、それらが瞬時に現在までのチャートに表示される。

移動平均法は、商社マン時代に、多くの商品の過去10年間の価格を使って、どの商品が過去10年間では何日と何日の移動平均を使ってゴールデンクロスで買ってデッドクロスで売り、同時にデッドクロスで売り建て、ゴールデンクロスで買い戻すというしミュラーションを部屋中のコンピューターを使って土日を費やして計算したことがある。そして、それぞれの商品に過去10年間最適だった日数の移動平均をセットしてゴールデンクロスが出たらその商品を買い、デッドクロスが出たら売るという実際の取引を行ったことがある。半年ほど行った結果ほぼ収益はゼロに収束していた。検査期間が長ければ長いほど収益ゼロに収れんすることがわかった。手数料分だけ持ち出しである。移動平均法は、かなり確実性の高い指標であるため、ほとんどのチャートは移動平均線だけは記入してあることが多い。ただ、そのゴールデンクロスやデッドクロスは天井や底を通過した後で出る傾向があるため、どうしてもその分市場への参入が遅れてしまう。それを直すためのMACDや指数平滑移動平均法加重移動平均法等があるが、それはそれで、また欠点がある。一定の期間を区切って高値と高値を結んだ線を上値抵抗線とし、安値と安値を結んで下値支持線とすることはかなり信憑性があると思っている。またそうした上値抵抗線や支持線を割り込むと割り込んだ方向に価格が動くということも良く当たることである。これは、チャートを見ている人すべてが
そう思うからだという論理である。大多数の人がそう思うからそうなるということは市場心理である。逆に一目均衡表の雲は、一目均衡表は常日頃見ていないので、雲にかかったかどうかは多くの人は知らないことだと思う。だから、当たることもあり、気休めにしか過ぎないことかもしれない。当たる時期もあればそうでない時期もあるということではなかろうか。

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