商品相場専門のアナリストが、独自の視点で最新の相場動向を分析! 先物投資で利益を上げるためのコツとファンダメンタルが学べます。株式、為替以外をポートフォリオに!と考えている投資家にもおすすめです。

Home > マーケット全般 > 金と原油価格の動向

金と原油価格の動向

金価格については、今週末に開催されるジャクソン・ホールにおける26日のイエレンFRB議長による講演を注目している。同日に公表される米国4〜6月期の米国内総生産(GD)改定値は、前期比年率+1.2%を+1.1%に下方修正されると予想されている。7月のFOMCでは2人の委員が7月に利上げするべきだとしていたが、ブラード・セントルイス連銀総裁は「今後2年間で1回の利上げ」と述べ、ダドリーNY連銀総裁は下半期の経済成長は上半期を上回ると述べ、ウィリアムズサンフランシスコ連銀総裁は、米国経済は強いと見ている。また、ウィリアムズ総裁は利上げを早めに再開し緩やかなペースで利上げをするべきだと述べている。ロックハートアトランタ連吟総裁は年内、少なくとも1回の利上げが正当化される可能性があるという。こうした発言内容からは決定的な9月の利上げ予想は出ていない。米国の経済指標も物価上昇は抑えられているし、決して悪くはないが良くもないというニュアンスである。それだけに、イエレン議長が26日にどのような発言を行うかが注視される。いずれにせよ金の投資家は、まさかの事態があるとして、ドル高・金安に備えておくべきであろう。
 原油価格については、9月26日〜28日にアルジェリアで開催される国債エネルギーフォーラムが注目されているが、現在サウジアラビアやロシアは原油生産量を最大限に行っている。8月のサウジアラビアの原油生産量は日量1080〜1090万バレルと過去最大になっているという。つまり生産の凍結は最大生産量で凍結されるということであり、それが価格を引き下げる意味合いは持たないだろう。会議で合意がなされるという噂で原油価格は上昇し、合意がなされたら、その効果を疑問視して原油価格は下落するのではなかろうか。

Home > マーケット全般 > 金と原油価格の動向

キーワードで検索
リンク
Feeds
1. 免責事項
  • 掲載される情報は株式会社コモディティーインテリジェンス(以下「COMMi」という)が信頼できると判断した情報源をもとにCOMMiが作成・表示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、COMMiは保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
  • 本資料に記載された内容は、資料作成時点において作成されたものであり、予告なく変更する場合があります。
  • 本文およびデータ等の著作権を含む知的所有権はCOMMiに帰属し、事前にCOMMiへの書面による承諾を得ることなく本資料およびその複製物に修正・加工することは堅く禁じられています。また、本資料およびその複製物を送信、複製および配布・譲渡することは堅く禁じられています。
  • COMMiが提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
  • 本資料に掲載される株式、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。
  • 本資料は、投資された資金がその価値を維持または増大を保証するものではなく、本資料に基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの障害が発生した場合でも、COMMiは、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
  • COMMiおよび関連会社とその取締役、役員、従業員は、本資料に掲載されている金融商品について保有している場合があります。
  • 投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。
  • 以上の点をご了承の上、ご利用ください。
2. 商品先物取引の重要事項
商品先物取引の重要事項はこちら >>
3. ディスクローズについて
当社のディスクローズ資料は当社本支店および日本商品先物取引協会(本部・支部またはホームページ)で閲覧できます。
日本商品先物取引協会ホームページ >> [情報開示]
サンワード貿易ホームページ ディスクローズ情報>>
サンワード貿易お客様相談室
<北海道>電話:0120-57-5311  /  <関東>電話:0120-76-5311  /  <関西>電話:0120-57-5311

Page Top