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金と原油、トウモロコシが対照的な動き

6月3日のNY金価格は、NY金価格は+16.8ドル高の1327.9ドル、NY原油価格は▲0.25ドル安の53.25ドルとなっている。また最近まで350セント前後だったシカゴトウモロコシは、429.8セントまで上昇している。

年初を100とした指数で三つの商品を比較すると、金はだらかでボラティリティーが低いことがわかり、原油は上昇し足り下降したり、動きが激しい。またトウモロコシは、春先から横ばいないし下降気味だったが、米国中西部の豪雨を受けて作付けが遅れたという要因があり、このところ急騰している。
トランプ大統領の発言を受けても、金のように上がる商品と原油のように下落する商品、ほとんど無関係に動く穀物といった具合であり、ニュースや価格変動要因は商品それぞれに違った反応をもたらすことがわかる。
金は経済と密接な関わりがあり、通常はゆっくりした動きに終始するが、サプライズがあると急騰する。ということは、サプライズが収まれば金価格も収束し始める可能性が高い。元々金価格は平穏な価格推移をして、数十年と言う単位の長期投資に向いている商品である。短期の変動を収益かしたいなら、原油や穀物の方が向いている。原油は基本的に余剰であり、下がりやすいのであるが、イランやベネズエラなどの地政学的リスクに反応しやすく、反応するとそのボラティリティーは高い。
一方トウモロコシは、シカゴにローカルズと呼ばれる穀物専門の投資家がたくさんいるため、価格はかなり練り込まれている。彼らは毎日天気予報に意識を集中し、細かい価格変動を収益化する機会を狙っているので、価格は比較的緩やかな動きをするが、天候異変でもあれば一方的に価格は動きやすい。それだけ多くの投資家が身構えているためだ。

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今回の値上がりも、それまでトウモロコシを売り込んでいた投資家が一斉に買い手仕舞いし、買い方に回ったためだと推察される。穀物に関する大きな事象は一斉に反応するが、逃げ足も速いので、遅れて行くと裏目裏目に出やすいので注意が必要だ。まだはもうなり、もうはまだなりの典型であろう。



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