- 2016-06-22 (Wed)09:05
- 近藤雅世
- マーケット全般
現在の注目点は23日の英国におけるEU残留か離脱かの国民投票であろう。金価格は英国によるEU離脱の混乱を踏まえて上昇し6月16日1318.9ドルになっている。しかし、コックス下院議員暗殺以来残留となるかもしれないとして、反落してもいる。残留ならこれまで買い上がってきた金は売られるということであろう。金価格は年初から2割も上昇しており、ETFもファンドのネット買い残も増加している。これらは過去形の話で、そろそろ手仕舞い時を迎えるのではなかろうか。利に聡いタイ人は金の輸出を急増させている。ある程度儲かれば利食い売りするのが常識であるとするなら、BREXITは一つのタイミングとなると思う。投票がある前に我先に売られるであろうことは、金のみならず、原油も、穀物も、あるいは円も、これまで上がっていたものは反落するだろう。逆に株式や英ポンド、ユーロは買われるのではなかろうか。国民投票は残留になると思っておいた方が良いのではなかろうか。あるいは、どちらに転ぶかわからないので、投資は一旦休憩して様子見に徹するのが賢いような気がする。エイヤと賭けると失敗した時の痛手と惨めさを味わうことになる。
今年に入ってからドル高は金安、ドル安は金高であった。この場合のドル高というのはドル円のことではなく、ドルインデックスのことである。昨年ドルが買われて、各国通貨は軒並み売られてきた。しかし、今年にはいって昨年売られたロシアルーブルやブラジルレアル、カナダドル、南アランドが買われている。こうした動きを見ると半年もたてば様相が変わるということだ。
金価格は年初から2割上昇し、原油価格は26ドルから50ドルまで上昇してきた。これだけ利益を取ればもう良いだろう。高くなったものは反落する。トレンドはそれほど長続きはしないと思った方が良いだろう。
仮にEXITになれば、それから金を買っても遅くはないと思う。
今年に入ってからドル高は金安、ドル安は金高であった。この場合のドル高というのはドル円のことではなく、ドルインデックスのことである。昨年ドルが買われて、各国通貨は軒並み売られてきた。しかし、今年にはいって昨年売られたロシアルーブルやブラジルレアル、カナダドル、南アランドが買われている。こうした動きを見ると半年もたてば様相が変わるということだ。
金価格は年初から2割上昇し、原油価格は26ドルから50ドルまで上昇してきた。これだけ利益を取ればもう良いだろう。高くなったものは反落する。トレンドはそれほど長続きはしないと思った方が良いだろう。
仮にEXITになれば、それから金を買っても遅くはないと思う。