商品相場専門のアナリストが、独自の視点で最新の相場動向を分析! 先物投資で利益を上げるためのコツとファンダメンタルが学べます。株式、為替以外をポートフォリオに!と考えている投資家にもおすすめです。

Home > マーケット全般 > 金・原油とドルの関係

金・原油とドルの関係

先週末の米国雇用統計では+3万8千人という予想外の非農業就労者数の伸びであり、NY金価格はその前の6営業日分の下落を一日でカバーして+30.3ドル高と急騰した。雇用統計悪い⇒利上げの延期⇒ドル売り・米国債金利下落⇒l金高という連鎖である。ドル高金安は、時期によって異なる。例えば、2014年は明白なドル高に対して金安、原油安となっており、それぞれに▲0.85、▲0.93非常に高い負の相関計数が出ている。

20160608-1.jpg

20160608-2.jpg


一方、2015年はそれほどはっきりした傾向は見られない。

20160608-3.jpg

20160608-4.jpg

ドルも上下動を繰り返し、金価格も明白な方向性をもっていない。

原油も10月以降の明確な下落基調までは行ったり来たりだった。

従ってドルと金あるいは原油家格との負の相関もはっきりしたものではなかった。

それが一転して2016年に入ると、ドルは利上げの有無によって上下し、そのドルの動きに反対向きに金や原油価格が動いている。



何度もこの欄で金とドルの関係を取り上げるのでバカの一つ覚えかと思われる方がいらっしゃるかもしれないが、今最も簡単に価格を予測しやすい方法がこれだから仕方がない。つまり、利上げがあるかないかを予想すれば、金価格や原油価格が上がるか下がるか見通せるというもの。その触媒はドルであり、米国債金利である。利上げがあるとおもえば、それらは上昇し、逆に金は下落する。だから、利上げがありそうかどうかを考えて相場を張れば良い。今なら利上げは遠のいたため、ドル安金高ムードであろう。金は買いである。ただ、7月のFOMCが近づけばそれなりに対応せねばならない。


20160608-5.jpg

20160608-6.png

































Home > マーケット全般 > 金・原油とドルの関係

キーワードで検索
リンク
Feeds
1. 免責事項
  • 掲載される情報は株式会社コモディティーインテリジェンス(以下「COMMi」という)が信頼できると判断した情報源をもとにCOMMiが作成・表示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、COMMiは保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
  • 本資料に記載された内容は、資料作成時点において作成されたものであり、予告なく変更する場合があります。
  • 本文およびデータ等の著作権を含む知的所有権はCOMMiに帰属し、事前にCOMMiへの書面による承諾を得ることなく本資料およびその複製物に修正・加工することは堅く禁じられています。また、本資料およびその複製物を送信、複製および配布・譲渡することは堅く禁じられています。
  • COMMiが提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
  • 本資料に掲載される株式、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。
  • 本資料は、投資された資金がその価値を維持または増大を保証するものではなく、本資料に基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの障害が発生した場合でも、COMMiは、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
  • COMMiおよび関連会社とその取締役、役員、従業員は、本資料に掲載されている金融商品について保有している場合があります。
  • 投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。
  • 以上の点をご了承の上、ご利用ください。
2. 商品先物取引の重要事項
商品先物取引の重要事項はこちら >>
3. ディスクローズについて
当社のディスクローズ資料は当社本支店および日本商品先物取引協会(本部・支部またはホームページ)で閲覧できます。
日本商品先物取引協会ホームページ >> [情報開示]
サンワード貿易ホームページ ディスクローズ情報>>
サンワード貿易お客様相談室
<北海道>電話:0120-57-5311  /  <関東>電話:0120-76-5311  /  <関西>電話:0120-57-5311

Page Top