過去の記事 - 2010 / 08 -
金はそろそろ反落があるかもしれない
- 2010-08-31 (Tue)
- 近藤雅世
- 金
金価格は長期的には強気で十分だと思う。第2四半期の世界の金の需要についてワールドゴールドカウンシルが出したレポートでは、金の需要は1047トンと前期比29.3%増、前年同期比では34.1%増であった。そのうち投資用需要は前期比160.5%増の534トン、前年同月比でも117.1%増であった。中でもETFは291トンと前期比7倍になり、前年同期比では4.1倍である。宝飾品用需要は前期比▲19.1%前年同期比▲8.1%であったが、WGCによれば第3四半期になればインドの結婚シーズンとなり、宝飾品用需要は回復するとの見通しなので、金の需要は引き続き力強いと思われる。(つづく)
小麦の後は、トウモロコシ
- 2010-08-06 (Fri)
- 近藤雅世
- 金
シカゴ小麦が急騰している。6月30日の終値が464.75セントであったものが、8月5日は60セントのストップ高で785.75セントと、321セント69%の値上がりである。これは熱波に襲われたロシアで干ばつのため不作になるためである。 カザフスタン政府は、2010年の穀物全体の収穫高が1350万〜1450万トンと、前年の2080万トンから大幅に減少することを表明した。ウクライナ農業省筋は従来の4550万トンの穀物生産予想を4220万トンに引き下げた。そしてロシアのプーチン首相が穀物輸出を12月末まで禁止する措置を発表したため高騰した。各国政府は、小麦の緊急手当てに走っており、一時的に大量の現物買い注文が出ている。日本に小麦は上場していないので、関係ないと思っておられると間違いである。2008年2月27日豪州の干ばつにより小麦が足りなくなると思われ、小麦価格は1334.5セントと今の倍近くの値段になった。しかし、その時はシカゴコーンや大豆の価格に変化は無かった。しかし、その4か月後コーンや大豆の価格が上昇している。これには、洪水があったなどの要素もあるが、小麦の値上がりは、飼料の中の小麦が高くて、また量的に不足して供給できなくなるため、トウモロコシや大豆粕の需要が増えるというメカニズムがある。今年の大豆やコーンは、天候に恵まれ順調に生育しており、波風立たなさそうだが、いずれ、小麦価格高騰による需給の影響が出てくる可能性があることを念頭に、早めに大豆、コーンを買ってもよいかもしれない。
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