商品相場専門のアナリストが、独自の視点で最新の相場動向を分析! 先物投資で利益を上げるためのコツとファンダメンタルが学べます。株式、為替以外をポートフォリオに!と考えている投資家にもおすすめです。

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過去の記事 - 2019 / 11 -

年に一度か二度

多くの投資家は、資金があるため、それを投資したがる。お金のない人はそれ程投資に興味が沸かないが、突然大金が入ったりするとそれを殖やしたくなるものである。周囲には利殖で大儲けした人の話題が転がっている。自分もあやかりたいと思うのが人間の常であろう。
そうした投資家は、投資の回数を増やせば利益は倍増するかもしれないという根拠のない信念を持ちたがる。投資するには時間が足りないので、投資の回数を増やせばそれだけ当たる確率も増えるだろうと錯覚するのである。だから、大きな資金を持った人はデイトレーダーになる人が多い。
数学には大数の法則というのがあって、回数を増やせば増やすほど平均に近づくというものである。勝ち負けは平準化して結局手数料分だけ持ち出しとなる。また回数を増やせば増やすほど、大きく負ける確率も増えるので、大きく勝って投資から引き揚げることができる人は良いが、まだまだこの程度ではと更に投資を続けると、結局大負けの時に資金が尽きることになる。大金といってもそれほどの大金ではないからだ。
私の知っているファンドマネージャーは年に2度しか投資しない。彼に言わせれば、絶対おかしいと思える機会は、年に一度か二度しか訪れないのだそうだ。価格が上がり過ぎとか下がり過ぎと思われる時で、かつ、上げの勢いが少し弱くなった時が狙いどころであろう。勢いとは出来高とか、価格上昇の背景にあった根拠の威勢が殺がれ始めた時のことをいう。
パフォーマンスの良い投資家は、ほとんど投資をしない人であるかもしれない。
大金を稼いだ人はさっさと市場から立ち去り、その資金で他の事業を行ったり評論家になったりする。私の知っている35歳で億万長者になったシカゴの債券トレーダーは、1日2千万ドルの債券投資をある日突然止めて、CBOTの入っているビルのオーナーになっている。

商品投資の三つ目の注意点

新聞記者から商品先物取引を行う時の注意事項について、前回の2点以外にもう少しないかとの質問があった。いろいろ考えたが、同じようなことではあるが、「投資回数を減らすことだ」と述べておいた。

価格が上がると思って何かを買うのが投資である。しかし、投資家は、のべつまくなしに投資したがる。実際に価格が上がると思う時は年に1〜2度しかない。

例えば、価格が急騰してかなり上昇しているが、そろそろ終わりに近づいたと思われる時は肌で感じるものである。天井を取ることはかなり難しく、現在のパラジウム価格のようにまだまだ上がる可能性があるので、単に高くなったら売りと言い切れるわけではないが、上昇の勢いが徐々に薄れてきた時は、売りであろう。パラジウムの場合は元々出来高が少ないので、そうした勢いを見る指標がないため、市場が薄い商品は手を出さない方がよい。
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一方、昨年の東京金価格は、8月に安値を付けている。この時は米国で利上げが2015年12月から9回あり、金価格は利上げのたびに下押しされていた。
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しかし、そろそろ利上げは打ち止めだという雰囲気があった。その時に金を仕込んでいれば4200円で買えていた。結果論ではあるが、数年に一度の金の買い時であった。当時私はあるセミナーで金は買いですと述べたが、みな半信半疑であった。多くの人が疑うような時こそ、買い時である。

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