過去の記事 - 2010 / 04 -
ゴム価格が上がるのは期近物
- 2010-04-21 (Wed)
- 近藤雅世
- ゴム
ゴム価格が上がると4月14日にこのブログで述べていますが、厳密に言うと、期近物価格が上がるということを言い忘れていました。期先を買って全く上がらず、逆に19日の大幅下落で追証が掛かった方も多いかもしれません。申し訳なく思っています。こうした現物が足りない場合はスクウィーズといって期近の価格が高騰します。現物が足りない場合はどこまででも上がります。しかし、期先は、特にゴムの場合は、5月を過ぎれば増産期に入り、生産は増加する性質があります。従って、中国やインド等の自動車生産が多くなり全体的にゴムは不足するとはいえ、今ほどではなくなる可能性があります。
タイ3市場の集荷量は、2月には一日200トン以上あった集荷量が3月中旬には、120トン程度になり、直近の4月13日は15トン、14日12トン、15日は7トンに減少しています。しかし、増産期には再び一日200トンから300トン集荷されるようになるでしょう。
また時間が経つにつれ、天然ゴムから合成ゴムへの原料シフトが起きると思われます。日本のタイヤは55%が天然ゴム、45%が合成ゴムの比率ですが、これは逆転してもおかしくありません。
だから、ゴム価格が上がるというのは、今の現物価格が上がることを言うのであり、先物価格はどちらかというと下がるかもしれません。(つづく)
タイ3市場の集荷量は、2月には一日200トン以上あった集荷量が3月中旬には、120トン程度になり、直近の4月13日は15トン、14日12トン、15日は7トンに減少しています。しかし、増産期には再び一日200トンから300トン集荷されるようになるでしょう。
また時間が経つにつれ、天然ゴムから合成ゴムへの原料シフトが起きると思われます。日本のタイヤは55%が天然ゴム、45%が合成ゴムの比率ですが、これは逆転してもおかしくありません。
だから、ゴム価格が上がるというのは、今の現物価格が上がることを言うのであり、先物価格はどちらかというと下がるかもしれません。(つづく)
東京ゴム価格はどこまででも上がる
- 2010-04-14 (Wed)
- 近藤雅世
- ゴム
東京ゴム価格は先限が331.3円、当限は366.5円の逆ザヤで上昇している。物が足りない時の価格はどこまででも上がる。今からでも安心して買いであろう。既にシンガポールのRSS3号(板状ゴム)TSR20号(ブロック状ゴム)価格は史上最高値を塗り替えた。東京ゴムは1980年2月13日の386.8円があるので史上最高値ではないが、1ヶ月前からは50円約18%上昇している。
問題は、中国の自動車需要が急増しており、在庫が急減している。そこに来て産地が減産期入りして供給が細っている。中国雲南省でも旱魃で出荷量が落ちている。従って需給が極端に引き締まっている。更に産地タイでは政情不安により、集荷作業や運送、港湾荷役に支障がでているという三重苦である。
(つづく)
問題は、中国の自動車需要が急増しており、在庫が急減している。そこに来て産地が減産期入りして供給が細っている。中国雲南省でも旱魃で出荷量が落ちている。従って需給が極端に引き締まっている。更に産地タイでは政情不安により、集荷作業や運送、港湾荷役に支障がでているという三重苦である。
(つづく)
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